19世紀末に流行した装飾芸術様式“アールヌーボー”を引き継ぎ、1920~30年にかけて

世界を席巻した“アールデコ”   煌びやかで懐かしい装飾様式を、


絵画・彫刻・建築・インテリア・ジュエリー・洋服・など200点を一堂に集めたアールデコ展。


アール・デコ展



近代的な、機能主義とは異なる装飾芸術。


アールデコは、エジプト・古典主義・アフリカ・中国・日本・中米・アールヌーボー・

ナショナルトラディッション・アヴァンギャルド・   


と、   地理的・歴史的・特質的にも広範囲に影響を受けています。

中国や日本の美術も重要な要素となっていて、中国の翡翠のあの独特な質感・色合い

日本では、漆技法がアールデコの装飾家にとって高く評価されたものでした。

それぞれの特質で表現された芸術品。 どれもこれも素晴らしかったですが、


特に、エジプトのモティーフ(蓮の花や象形文字、ピラミッド)を取り入れデザインされたジュエリーの


実に細かな細工には目を奪われてしまいました。

カルティエの、プラチナとオニキスとダイアモンドを組み合わせた

白黒の色彩に花瓶モティーフのパイロンペンダント、

アールデコ様式の典型的モティーフで表現されてあり、繊細な煌びやかさがスポットライトをあびて

ひときわ美しさを放っていました。


普段なかなかお目にかかれないものばかりの芸術品に様々な刺激を受けました。

空いていたのでじっくりとアールデコ様式に触れることが出来たのも良かったです

サントリーミュージアム           

設計・・安藤忠雄 1994
大阪市港区海岸通1-5-10

ando032.jpg



                                             ■いろあわせ