苺箱にチャレンジ! | 色遊美(いろあそび)日記

色遊美(いろあそび)日記

工作や料理、起業についてのブログです。
副業で、全て0からスタートされる方の参考になればと思い、試行錯誤を記載していってます。

毎年、苺狩りをさせてもらっている、農家をしている、趣味仲間がいます。
いつも、GW前頃に団体や個人で苺狩りをさせてもらってるのですが、
苺をどうやって育てているのかや、どうやって出荷しているのかなどは、サッパリ知りませんでした。

苺は、苗を替えてるのではなく、一つの苗から冬~春まで収穫し、今はもう出荷時期とのことで、冬場に一気に箱作りをして、春まで使うそう。


今回、その出荷に使う、苺のパックを4つ詰めるダンボール箱の組立てに、チャレンジしてきましたp(^_^)q !!
(物好きと思われてしまったようですがw )


まず、着いて驚いたのが、完成した苺の箱の山…☆
二階建てと同じ高さがある倉庫の一角に山積みしてありました。
(友人宅のため、撮影は控えました)

今回作ったのが、2000箱程だったので、おそらく2万箱は軽くあったようあせる
更に、まだ組立て前のダンボールが、2種類ほど山積みしてありました。
出荷する苺のサイズによって、箱が違うそうです。

組立ては、倉庫の一角に畳の作業部屋があり、そこでしました。
真ん中に入れる十字の仕切りを作る作業と、型抜きしてあるダンボールを苺箱の形に組立てる作業の二つで、これらを1セットにして同じ向きに揃えて、室内に山積みしていくというものでした。

ダンボールは組立てれば箱になる形に整形してありました。
片側の展開図は、おおよそこんな感じ。
(実際のものは展開したら長方形ではない、曲線がある形でした)

{8BD6B1F0-C222-4F20-BF96-123C0AEDEA91:01}

①を、両手で二回内側に折ってたてます。
②を手前に折り込み、③を立てやすくします。
③を折りあげ、
④の耳を、初めから切れめが入れてある①の隙間に差込みます。

で、完成型がこんな形。
{DD8FAAD0-17B8-41FB-A661-B63883E00CFC:01}

コピー用紙で適当に作ったので、フヨフヨですが、そこはご愛嬌で(^_^;)

そこに、コの字形になっている二つのダンボールを組み合わせて十字にしたものを中に入れ、積み重ねます。

積み重ね時に、逆、と言われて気づいたのですが、③の裏にあたる部分(外から見える側)は、片面に生産者名や等級などが入る面と、デザイン面と二面ありました。
生産者欄には友人の名前が。
野菜関係の箱は、皆、名前が入るそうで、名前が印刷なので、箱は特注になるとのこと。


いや、それにしても、友人の箱を作る早さは半端なかったです(笑)
4秒ほどでひと箱完成。
ゆっくり!と叫びましたが、慣れてるとそれが難しいようで、スピードを落としていても早すぎて、手の使い方は不明。

なので、最初は試しに自己流でやってみて作り方を覚え、後は仕切りを作りながら(仕切り担当)一瞬の早技を何度も観察してコツを掴むことに集中し、技?を盗みました(笑)
上手い人は、何らかのコツを持っているので、動きをしっかり観察することが上達の近道(*^^*)!なのです。

よく観察していると…
・箱を、手前からでなく向こう側から手前に折りあげること、
・耳を入れるときに、穴の側でなく離れた場所を握って調整をすること、
・一定方向に回しつつ両手を交互に使って耳の4つを入れること、
がコツのようでした。
専門の人は皆そうなんですが、ホントに、動きに全く無駄がなく綺麗。

大体3時間程度で、2人で合計2000箱を完成し…そのうち、私が組立てたのは、仕切り約2000個と箱200程。

箱作りは、最初、あまりに遅かったため、「仕切り作りの方をして…」と、そちらの担当になり、仕切りを全部作り終わったから箱作りに着手、という感じでした。

最初の自己流の時は、友人が4つ作るうちに1つ仕上げるペースでしたが、ライバル心燃やして(笑)、友人が3つ仕上げる間に2つまでは完成できるようになったのは、自分ではかなり進歩だと思ってます。

その後、箱を畳の部屋から倉庫の山積み場所に移動させて積み上げ、4時半位で作業終了でした。


私1人では、どれだけかかったか判らないので、それまでに積み重ねてある箱やこれから作る箱のこと、これを毎年行なっていることを考えると、
中々大変な作業なんだなぁ…と思わずにはいられませんでした。

けれど、自分で育てた苺が、自分が組立てた自分の名前入りの箱で、市内だけでなく県内、九州、東京など…全国に向けて出荷されていくという話を聞いた時、
ボトルメールのように、今、手にしている箱が全国の知らない誰かへ届くというのが何だか不思議な感じで、
大変だけど壮大なロマンがある仕事だな、とも思いました(*^^*)

頭で知っているのと、実際に体験するのとでは、本当に感動の深さが全く違います。
チャンスがあれば、大人でも、色んな体験にチャレンジして欲しいし、その感動を子ども達に伝えて欲しい…そう思いました。

自分が感動した体験でなければ、誰かに伝えることはできないので(*^^*)