「駅通り越した責任とってよおねがい

「は?チーン

「電話番号教えて口笛

「ムリ」

「えーだって、俺ほんまやったらもうそろそろ家着いてんねんで?」

「で?」

「せやのに、今最寄り駅でもないこんな所におる…」

「で!?」

「俺可哀想やと思わん…えーん

「まったく…」

「えーただで帰られへん。電話番号教えておねがい

「イヤや。」

「お願い!」

「ムリ。うちナンパ嫌いやねん。電話番号聞いてどうするん?てか、その格好からして社会人やろ?何歳なん?」

「電話番号聞いて電話してデートに誘う。24歳」

「知らん人とデートとかないし、24歳が16歳ナンパする?そもそも何の仕事してんの?まだサラリーマンが帰るには早い時間ですけど?真顔

「今日は午前中だけやってん」

「ほんまかいな。ナンパして来る人とか嘘ばっかりやからな。全然信用できんわ。次の電車乗るからえー

「ほんまやって。俺大丈夫。●●で働いてんねん!」

「え!●●!?超有名な会社やん!」


※夜遊びばっかしてる16歳でも知ってる会社やったのはCMでもバンバン流れてる会社やったからだけで大手企業とか全然詳しい訳ではないただのお子ちゃまですw

「そう。信用してくれた?」

「言うだけなら誰でも言える真顔ムリ。そもそもナンパして来る奴信用するとかムーリーか~え~り~た~い~帰ってお風呂入って出かけるねん!そやから早退してきたのに、早よ学校出た意味あれへんやん…」


「えーほんならどうしたらええの?」

「諦めて帰ればいい」

「ここまで追いかけて来たのに、手ぶらで帰るとかないわ~あ!名刺!名刺渡す!」

ほんまに名刺くれた。

「ほんまに●●なんや!」

「せやろ!」

「なんてなwナンパ用に名刺作ってる奴いっぱいおるやんwwでもコレ…●●っぽい格好いい名刺やな…ほんまもんやなとは分かるけど、これがほんまに自分のかとは分からんもんね」

「めっちゃ疑うやん…」

「そらそうや。だってナンパやで?ここまで話してるだけで珍しいんすけど。普段無視かキレるかしてる。この名刺何枚持ってんの?」

「見て」

名刺入れ渡された。
なるほど。
ちょっと細工されて初めて見るタイプのお洒落な名刺がちゃんと沢山入ってた。
名刺は本人の物と断定。

「身元は信用するわ。」

「やった!じゃあ電話番号」

「ムリ真顔


「え~笑い泣き

「ナンパスルヤツキライ。ナンパダメ」