望月今日は親友の誕生日。年を取ることもなくなってしまったけれど。 線香をたむけ、彼女の好きだったバッテラと柿の種をつまみに、ビールを飲む。 雲の切れ間から満月が顔をのぞかせる。 見守ってくれているような、そんな気がした。