丸森に来て4年と5ヶ月が過ぎました。その間、震災も含め色々なことがありました。記憶が薄れているものばかりですが。
この2Kの一軒家はとても気に入っています。もとは50年ほど前の町営住宅。当時の安い部材で造られていたのでしょうが、台所は無垢の床板だったり。窓はサッシもなく当時のまま。イマドキの高気密高断熱の家とは真逆。けれど家はしっかり呼吸しているのがわかります。
4畳半と6畳間の2Kの間取りに、4畳半分の納屋、屋根付き駐車場というスペースは普通の1人暮らしには十分すぎる広さです。
先週から新居へと荷物を運んでいました。次々と運ばれる荷物。新居の8畳間が一杯になり、もうひとつの8畳間もあふれかえりました。しかしまだまだあります。自分でもびっくりするくらい。こんなにもものを持っていたのかということと、よくこの荷物がこれまで収まっていたものだという驚き。今日でようやく目処がつきました。
これまでに、軽商用1BOXで13往復と、クレーン付きの2トントラックで1回運びました。そして明日丸森の家を引き払うため、車には残りの荷物が満載しています。
引っ越しは終わっても、そこからが長そうです。
丸森の最後の夜を、じっくりと味わっています。