この頃町内各地いたるところに数人の作業員がなにやら計測している様子を見ることがよくあった。おそらく放射線測定ではないかとみていたが、予想通り。
そして今日、我が家にも調査員がやってきた。20分ほどかけて、敷地内の主だった場所を計測していった。
町内全ての住宅を一軒一軒まわっているようだ。ご苦労様です。

あれから1年と8ヶ月が過ぎてしまった。事故から一ヶ月もたたない頃には友人知人が海外の団体からガイガーカウンターを提供してもらい、町内だけでなく福島県内でも放射線量を計測していたあの頃のことを思うと、今頃…とも感ずる。
セシウム134の半減期が2年、137との比率を1:1と仮定して大雑把に計算すると、今現在だと当初の7割強ぐらいであろうか。
さて、計測の結果を見てみると、玄関先で地表から1m地点における放射線量は0.24μSv/hであった。 
放射性物質汚染対処特措法によると、基準値は0.23μSv/h。
この数値は、自然からの線量0.04μSv/hと原発事故による追加被曝(ひばく)線量0.19マイクロシーベルトを足し合わせた。屋外で8時間、木造家屋で16時間過ごすと仮定した場合、1年で1ミリシーベルトを超える、というのが根拠。

わずかながら、超えているねぇ。
あの事故以後、友人知人10家族以上が早々に町を去ってしまった。ワタシはあえて留まった。自分なりの意識で受け入れることにしたから。
この町にいる必然性もそろそろなくなりつつあるので、そう遠くない将来引っ越すことになりそうだが、検討している先も汚染状況重点調査地域なので、その存在と気長に付き合っていこうと思う。


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