ブログを出張以外でしばし放置したのは自分でも珍しい。特別何があったわけでもない。何もないから書くネタもないとも言えるが、これまでのブログ記事自体が書くまでもないロクでない内容なので、まぁ要は面倒になっただけ?
ということで、相も変わらずブログ名「すとぉんすかるぷちゃ」とはまったく関係ないしょうもない話題をば。
少し前から「竹内文書」が気になり始めていた。以前から名前は聞いてはいたものの、偽書だというくらいの認識。そこでネットで調べてみると、武烈天皇の勅命によって訳された…云々という記述がある。では武烈天皇とは、と調べていくとミステリアスで興味深い話題が満載していて、どんどん脱線していった。どの記述も奇異に富み注目に値する内容であったが、自分が特にひっかかったのは栗原市近隣との関係性。そもそも存在すらも疑問視されている天皇が何故に東北の地に、という自然な疑問以上に自分自身栗原がとても気になっている土地だったこともあって、現地へと向かうことにした。
ちなみに竹内文書に記載されている内容の一つに、モーセの墓伝説がある。私の生まれ育った町の隣町…といっても平成の市町村合併によってくっついてしまったのでまさに出身の地に、モーセの墓がある…らしい。竹内文書はかなり胡散臭いトンデモ話が多々あり、偽書と結論づけるに足る専門的根拠もあるようだが、自分は全てを否定してはいない。記紀にはない重要性も感じている。
谷川俊太郎さんの詩を思い出しながら、栗原へと向かった。
うそとほんと   
うそとほんとはよく似てる
ほんとはうそとよく似てる
うそとほんとは双生児
うそとほんとはよくまざる
ほんとはうそとよくまざる
うそとほんとは化合物
うその中にうそを探すな
ほんとの中にうそを探せ
ほんとの中にほんとを探すな
うその中にほんとを探せ

栗原市の旧一迫町、姫松にある山神社。ちなみにこの先を北にほどなく行ったところに「風の沢ギャラリー」があり、この一年何度となくこの前を通過していて、何となく気になっていたのだが、よもやこのような形で目的を持って行くとは思わなかった。
STONE SCULPTURE
。震災の影響で鳥居が危うい状態になっており、くぐることはできない。
STONE SCULPTURE
山神社。「さんじんじゃ」と読む。槻木の山神社は「やまじんじゃ」だった。御祭神も異なる。

その後、北上して桜田地区へと向かう。
$STONE SCULPTURE-桜田山神社鳥居
「桜田山神社」山あいにひっそりとたたずむこの場所は、地元の人くらいしか参拝者は訪れなかった。数年前までは。
STONE SCULPTURE
「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」という心温まるギャグで有名なあのお方のご実家として有名になった神社。御祭神を目標として参拝する人は果たしてどのくらいいるのだろうか。

このところ「エミシ」についても気になっていたので、伊治 呰麻呂(アザマロ)の舞台となった、栗原(くりばら)地区から城生野地区をうろついた。その当時を想起させるものは何もなく、ただ辺りを徘徊するばかりだったが、自分の中では意味のある行動だったように感じる。

この日最初に行った山王遺跡の博物館では編衣(あんぎん)とよばれる縄文の布が展示されていた。説明には、時宗が遊行の際にまとう阿弥衣(あみえ)とよばれる法衣にも使用されていたとある。時宗の一遍上人や「時衆」にはとても共感する思いがある。
地震、放射能、武烈天皇、エミシ、縄文、時衆…。
自分にとってのネタが揃ってきたかな。

小島よしお/狩野英孝/エスパー伊東/小島×狩野×エスパー 3P(スリーピース)

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