昨日、一昨日と催された、杜の都のクラフトフェア。
感想…寒いの一言。(懐も)
前週のくりはら万葉祭と同様に、出店参加している身なのでフェアの全体像はよく分からなかった。地縛霊の如くブースを離れること叶わず、ひたすら寒さに耐えながら人間ウォッチングしたり土器製クラインの壺でドラムの練習をしたり。全国各地から様々な素材のクラフト作家さんが50店舗集うという内容はとても魅力的なのだが、1人での参加故に見たい欲求をぐっとこらえた。
STONE SCULPTURE-杜の都のクラフトフェア
この写真はブース設営間もない時間帯なので閑散としてます。実際はもっと人通りはありました。

丸森から仙台まで片道約60キロはたいした距離でもないが、寝るためだけに帰宅して翌日早朝出発というのも面倒なので初日夜は車内泊。県外からの作家さんの中にも何人かいて、彼らは慣れておられる様子。

このクラフト展の主旨、ねらいどころを自分なりに受け取って、あえて展示をメインにしていた。値札も一切付けず。他ブースでは販売が主体だったろう。作品を1つ2つだけ置いて終わりっ!くらいの潔さが理想だったが、さすがにそこまではできずに最近制作したものを主に適当数並べた。が…。
毎度のことなので気にもしてないが、お客さんの反応は作品…ではなくて身にまとっている衣装。こちらとしては突っ込みどころはそこではないのだが、逆の立場だったら自分もそうしたかもしれない。衣装の次に反応するのは展示用品や傍らにある何か。
STONE SCULPTURE-懐中時計 干支 漢字
今回は特にこの干支の漢字表記の懐中時計。これただの私物ですから…。割れてるし。(かえってそれがまた魅力的に映るらしい)

人間ウォッチングしていて気付いたのは、まず自分のブースをあまり認識していないように見受けられた。視界に入っていないかのよう。以前から少し感じてはいたが、もしかしたら無意識に時空間を歪ませているのかもしれない。「重力」の働きが微妙に異なるというか。知り合いが何人か来てくれたが、やはり一様にこの場所だけ雰囲気がおかしいと言う。石を配列することで何か隙間のような歪んだ異空間、磁場を造りあげている、というのは考えすぎで単に怪しくて近づけないだけか…。
そして作品群は、遙か彼方の極めて小さな的をめがけて変化球を投げている。
迎合するつもりはないが、もう少し調整が必要そう。

終わり間際、長野の作家さんとのやりとり。「これ、買ってもよろしいでしょうか?」「その金額で買っていただけるなら…それでよろしいでしょうか?」なんとも妙。

ともかく、目に見えない収穫が多々あった。

 干支表記・懐中時計 

量子重力理論とはなにか

特殊および一般「相対性理論」について