栗原市の風の沢ギャラリーにて、4月からの約半年間、月に一度くらいの頻度でイベントが催されている。
今月のイベント

踊り
舞踊:森繁哉(舞踏家・生命舞踏研究館主宰・東北芸術工科大学教授)
[料金]1,200円(前売1,000円)
6月11日(土) 15:00~16:00、19:00~20:00
20:00~21:00 森先生と呑み談(参加費:1,000円)

風の沢との初めてのご縁が昨年の森さんの舞踏だった。あれから早いもので一年。かつて学生当時も森さんの存在は知っていたが全く興味がなかった。現代舞踏に関しても全く無知。大野一雄さえ知らなかった。何故そうなったか不思議なご縁だが、偶然が重なった去年の流れはおもしろかった。まさか自分自身がその行為をする側として立つとは。

先日、オーナーから連絡が入った。「森さんとのコラボ」という提案。仮に望んでもありえない話が突拍子もなく舞い込んできた感じで、正直戸惑った。その世界では著名な実力者である森さんが、あるテーマをもとに時と場所を設定した彼の舞台において、ド素人の自分が絡むなんてことが許されるのか。お客さんに対しても。何とも判断が付かない。が、話としては面白いので、とりあえず本人と会って話をしてみてからお互いの意識を確認してみようということにした。ということで10日に瑞鳳殿の仕事が終わり次第、栗原へと向かう予定。当日、森さんと相対して成り行きに任せるしかない。普通に考えれば失礼にあたらないよう、丁重にお断りすることが望ましいだろうが…。
なにはともあれ、自分は自分でしかないので、ただ、「在る」、「居る」、だけ。それは表現者になろうが鑑賞者の立場であろうが関係なく。ミヤギはミヤギとして、ミヤギという機能を遂行するだけ。

どちらになるかな。


風の沢ギャラリー
〒987-2302 宮城県栗原市一迫片子沢外の沢11


山の形をした魂

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