丸森町耕野、阿武隈川沿いに店舗を構える「あがらいん伊達屋」さん。地元の農産物やてづくりの品々が並ぶ心温まる憩いの場。自分も猫神様アクセサリーを置かせていただいている。
冬期休業だったのだが、今月頭から営業を再開。
STONE SCULPTURE-カンパーニュ7

仙台で石窯と天然酵母を使ったパン屋「カンパーニュ」さんは、以前から伊達屋さんでもパンを販売していた。年末、意を決したオーナーが引っ越しを敢行。ながらく使用してきた愛着のある石窯を解体し、機材と共に丸森へとやってきた。以前ブログでも紹介したが、石窯の再構築を少し手伝った。
そしてようやく目処が立ったということで伊達屋さんを訪れた。
STONE SCULPTURE-カンパーニュ2
お店に入って左のコーナー、今までとはどことなく雰囲気が違う。キラキラしてるような。新たなる一歩。
STONE SCULPTURE-カンパーニュ3
いろいろなパンが並ぶ。オーソドックスなものから、カボチャを練り込んだもの、そしてさっそく地元の旬な素材ということでふきのとうパンなどが真新しい。もうふきのとうが出ているとは。独特の香りとほろ苦さのマッチングがなかなか新鮮な感じ。
STONE SCULPTURE-カンパーニュ1
お店の奥へ向かうと、大工さんが最終段階に入っていた。この先この場で展開されることを想像するとなんだか楽しくなる。おもしろくなりそう。
STONE SCULPTURE-カンパーニュ5
みんなで作った石窯は堂々としていて、すでに一仕事を終えたにもかかわらずまだ150℃近い熱を持っていた。オーナーが愛おしむように手入れしていた。仙台ではガスを使っていたのだが、これからは薪を使うということで、今後いろいろ考えなくてはいけないことが生ずる。
なにはともあれまずは薪の確保だろう。そして温度管理。煙も出るので火が落ち着いてから。追い焚きが可能なのか(パンがすすけないよう)。それと生地の発酵とのタイミングがとてもシビアになってくるのだろう。当然季節、その日の気温湿度によって変わってくる。様々な要素の中で、おそらくどれひとつ同じパンはできないのだろう。石窯としばらく対話しながらの日々が続くようだ。オーナーは負担だとも感じず、むしろ生き生きとしてこれからのパン作りへ向けて目を光らせていた。
「ゼロからのスタートなのよ。」というオーナー。というのは酵母というものはその場その人によってすべて微妙に変わってくるらしい。この丸森の里山でこれから新たに、生活の営みの中で自分の酵母を育んでいくという意味でのゼロ。だが、彼女にはすでに培ってきたものがあふれている。それは酵母や技術や経験もそうだし、人とのつながりであったり。
さらなる熟成がたのしみ。
STONE SCULPTURE-カンパーニュ6
そして、手伝ったお礼にとパンとコーヒー、チーズ、あんぽ柿をいただいた。
2月5日のパン。量産品のようでいて、実は同じものはない一品モノ。つまりは作品といえる。
この日この場所、今この瞬間を味わう。生きていることを実感できるパン。
丸森町、耕野、伊達屋…今後も石窯の如くアツイ場所として注目です。
ごちそうさまでした。

「このブログ見ました!」と言うと思わぬ特典が!?
多分アンニュイな笑みを拝め…いや、きっといいことあります!


ちなみに3月にオープニングイベントを考えているということで、丸森手づくりの会(仮称)としても、連携して伊達屋さんでイベントを企画したいと思います。

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