夜明けと共に貴船神社を参拝し、その後日光へ向かった。

朝6時に到着。3連休とはいえこの時間は人は数えるほどしかいない。参拝観覧できるのは8時から。

実は日光は初めて。こけむした石垣を眺めながら、徳川家の当時の絶対的影響力を想像する。

敷地が広大でよくわからなかったが、なんとか二荒山神社に辿り着いた。

大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命を祭神とし、それぞれ男体山、女峰山、太郎山の日光三山に対応する。

大己貴命ってやっぱり大国主命。今回どうやらそういう流れらしい。そしてまたしても「三つ巴」紋。よし、パクろう。三つ巴アクセサリーを試作してみるか。

STONE SCULPTURE-二荒山神社
ちょうど神社の宮司、巫女さんたち関係者が祝詞をあげ、朝の挨拶をしていた。参拝を終えゆっくりと境内を散策し、今日はどうしようか思案していた。他の場所は8時からでないと開かない。そこで滝尾神社へ歩いていくことに決めた。東照宮の脇を抜けて石敷きの散策路を登っていった。

STONE SCULPTURE-尾滝神社1

途中子供のヘビを踏みそうになったり、親子のシカが横切ったりした。この時間ここにいるのは自分一人。すがすがしい気分。
STONE SCULPTURE-尾滝神社3

聖域を感じさせる場所。結局誰一人と会うことなく散策できた。かつて修験の場でもあっただろうと感じつつ石笛を吹きながら散策した。

戻った頃は8時近く、だんだん人が来はじめていた。さて、どうしよう。

東照宮へ行くつもりはなかった。世界遺産として全国各地から夥しい数の観光客を引き寄せる場所の中核なのだが、今回の目的ではないらしい。

とりあえず二荒山神社の神苑に入ることにした。拝観料を払おうとして、お水取りができるというのでせっかくだからお願いすることにした。車に大きなポリタンクを積んでいるので駐車場へと戻った。テクテク…。結構な距離。ふぅ。

車に到着、さて!

…。帰ろう。

疲れた。暑いし。重いし。

水は転写すればいい!というわけで日光を後にした。家に帰って気付いたのは、本宮神社と滝尾高徳水神社の存在。下調べしときゃよかった…。


その後今市にアトリエを構える同級生のところにお邪魔した。二科展へ向け1トン以上ある石をこれから加工するところだった。彼は二科はもう10年にもなる会友。これまでの作品が所狭しと並べられていた。中之条に引き続き、作家のあり方というものを考えてみた。やはりこうだよな。彼はこの先一ヶ月集中して制作にあたる。石彫専用の工具や機械類も増えていた。材料費、運搬費、その他諸々、どれほどを費やしているかは問題ではない。その短い限られた期間へ向けて、自己表現をするそのエネルギーは計り知れない。自分は最初から方向性が違ってはいたが、彼らの気持ちはわからないではない。やりたいことをとことん継続していって欲しいと思った。金や手間や時間なんて、さも正当な大義名分であるかのようなくだらない言い訳などせずに。



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