21日にとあるイベントに誘われた。イベントの主催者はどうやら楽器がご所望らしい。よくよく周りを見渡せば、みんな何かしらの楽器を扱える。それも世界各国様々な種類の楽器。自分はまったく何もできない。音感があまりよろしくないこともあったし、音楽のおもしろさを感じるようになったのは近年かもしれない。それまで音楽に触れる機会自体が少なかった。

何かないものかと考えてみる。ごく身近で…。ふと目にとまったのは、石のアクセサリー。

そう言えば石笛、岩笛っていうのを聞いたことがある。

試しにくぼみのあるアクセサリーや硯で吹いてみた。鳴らないこともないがかなり難しい。

調べてみると、尺八の吹き方を参考にするとよいようだ。しかしあれは素人が安易に手を出せる代物ではない。実際、尺八をたしなむ友人のを拝借して吹いてみたことがあったが、偶然音が出た程度で、息の吐き方がとても繊細だと実感した。

なにはともあれ、とりあえず、作ってみよう。と思い立った。

これが肝心。ようやく作品造りへの重い腰を上げた。ひょんなきっかけ。

一般的に石笛、岩笛は人工物よりも自然の石を使う。

まぁとにかく石にくぼみを造ろう。

ただのくぼみだけでは芸がないので、一応アクセサリーとしても使えるように形を考えた。たいていこうするとどっちつかずの半端なものが出来上がる。まぁいい。それはそれで立派な存在。

かたちは「クラインの壺」にした。


STONE SCULPTURE-石笛4

写真画像が少しよくなったのは、デジカメを入手したからではなく、携帯が故障したので現在代替え機を使っているから。こちらの方が性能がよい。auさん、しばらく修理してて。

STONE SCULPTURE-石笛3

息をぶつける場所をエッジというらしい。その部分は丸みを持たせないようにした。

STONE SCULPTURE-石笛2
おそらくこの穴の大きさ、深さ、角度、形状によって音質が変化するのだろう。が、とにかく専門的なことはわからないのでまずは形にしてみた。
STONE SCULPTURE-石笛1

もし鳴らなかったら…なんてことを考えていては何も始まらない。

いやぁ、長かったなぁ、ここまで来るのが。

期間限定の代替え携帯なので調子に乗って動画も撮ってみた。

って、壊れたデジカメにも自分の携帯にも動画機能はあったな、そういえば…。

あ、肝心の音ですね。鳴りました、ちゃんと。動画は最後バグってますが…。

しかし音階の取り方がよくわかりません。しばらくこの子と遊んでみようと思います。


きっかけってどこに転がってるか分からん。自分でも思わぬ展開。

このまま走り出せたらいいな。


元始音霊縄文の響き


ザ・ニュー・ベスト・オブ・喜納昌吉&チャンプルーズ