無事積雪の関ヶ原を抜けると、彦根辺りではもう雪はなかった。

途中、多賀大社と建部神社に寄ろうかどうか迷ったが、この日の本命はそこではないので今回は見送った。とりあえず京都までまっすぐ向かった。

今回の長野出張も、あまりにできすぎている。あらゆる見地から自分にとって必要なものであった。今その延長線上にいる。どうしても京都へ向かう必要があった。そうしなければならない必然性は実はどこにもないのだが、何かがそうさせる。長野行きの前月に思わぬ形での啓示があった。「秦氏」について調べなさいと。それが朝鮮渡来の民族だともその時は知らなかった。長野滞在中に少し本やネットで調べたりはした。日ユ同祖論からダビデ王など、様々な論があることがわかったが、何が真実かまではわからない。結論としてはとにかく行くしかない。秦氏ゆかりの地といえば文字通り、太秦である。そして彼らが建立した寺社がいくつかあることが分かった。今回時間的制約もあるので、太秦広隆寺近辺と、伏見稲荷に狙いをしぼった。同じく啓示で竹駒神社への参拝を促されたこともあり稲荷つながりということもある。

というわけ京都に入ってまずは伏見稲荷を目指した。

とはいえおおざっぱな中部地方地図はほとんど役に立たない。おおよその勘で車を走らせた。しかし方向は合ってるのだが一方通行が多くたどり着けない。同じところを何度も周回したり戻ったりしながらもなんとかたどり着くことができた。


秦一族の秦伊呂巨によって創建された。

STONE SCULPTURE-伏見稲荷3

似非兎歩しながら参拝。

STONE SCULPTURE-伏見稲荷2

本殿の奥の山全体を参拝するのが本来の形式なのだろうが、いかんせん時間がない。足もねんざしている。奥社までにとどめた。

STONE SCULPTURE-伏見稲荷1

奥社まで巡って、駐車場へ戻る。車にはまだ雪が少し残っていた。そういえば京都入ってからこの車ぐらいだったな。

そして本命の太秦へ向かった。