この日の最後は第二十一番札所、角田市は島田、称念寺でしめくくった。
角田市内からは小斎峠を目指す。県道44号、角田山元線である。
途中の道は狭いので注意。左手に枝野小学校を過ぎてほどなくすると左側に見えてくる。
まっすぐ続く街道。
門をくぐると本堂が見える。
実に複雑な想いを胸にここに立つ。
前回伺った際、住職の奥さんと思しき方の曇った表情を思い出す。
第二十一番札所称念寺子安観音はここにはない。
お金が困ってのことか、コレクションとしてか、なんにせよ盗難されたという事実は悲しい。犯罪を肯定するつもりは一切ないが、それぞれの役割がある。盗人という役割も必要なのだ。善悪を超越した次元での話。この事象で怒りや恨み憎みというエネルギーだけが発生するとすればそれこそ悲しい。像はなくとも観音菩薩はしっかりとそこに在ることを信じたい。像は方便でしかない。だからといって蹴飛ばしたり爆破していいかといえば、究極そうだともいえるが、まぁ、現実世界において言えばやはりまずい。
信仰する心を踏みにじることのないよう、また、信仰する側も本筋から外れることのないよう心がけることが肝要。
巡礼歌 「いのるぞよ ゆたかなるよの すえとおく くにたいらけき やまのほとけに」
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