伊具三十三観音巡礼、丸森町内では残すところ、真龍院さんと篠崎流れ観音の2ヶ所となった。が、真龍院さんは1度目は留守、2度目は葬式の真っ最中でぽくぽくやっていたので、何かの調整というか、まだ時期ではないのだろう。篠崎流れ観音はいくつかの条件が必要。こちらとしては余裕ある時間、心構えなどだが、案内人がいるかどうかということもある。

なので今回はこの2ヶ所は後日ということにして、ようやく角田市へと入ることになった。そこでまず一番近いところということで、第二十九番札所、野田子安観音を目指す。

国道113号線を丸森町から角田市に向けて進む。角田市に入ってほどなくして、角田ガスセンターが左手にみえる。方角的にはその西にある小高い丘。ここはすこしわかりづらいが、なんとなく野田のバス停やガスセンターのあたりから西へと進む。田んぼの先に緑のこんもりとした丘が見える。小さな小川を渡るとたどり着くことができる。前回もかなり迷った。よく見つけたものだと思う。今回も結局前回迷った道筋を通ってたどり着くことができた。薄い記憶があったからいいものの、前回は奇跡的。
STONE SCULPTURE-野田

愛車ジェミニクーペのケツが見える。その脇に巡礼歌の石碑が立つ。丸森町内では何もないが、角田市内の三十三観音には必ず立っている。角田市教育委員会だかなんだか、だったような。とにかくこれは目印としては役に立つ。確かにここかどうかという判別ができる。お寺ならともかくとして、道端の小さなお堂だと、本当にこれがそうなのか不安になる。そういう意味ではこの石碑があるだけで安心できる。
STONE SCULPTURE-野田2
小高い丘を登っていくと、大小さまざまな石碑が見受けられる。その中央に小さなお堂が建つ。

第二十九番札所 野田子安観音

巡礼歌 「いくさとを おがみめぐりて つゆのみは たのみをかける のだのかんのん」


ここはこの丘全体、神聖なる聖域のような感じを受ける。あまり人が頻繁に入ってきている様子はないが、それでいいのかもしれない。そっとしておきたい場所。


固めで軽い座禅布団(座布) 1尺