伊具三十三観音めぐり、三日目は羽出庭から台町のほうへと足を運ぶ。実はまだ行ったことがないが、こちらは前方後円墳と大小の円墳がひしめく古墳群の一帯がある。

国道113号線を丸森の町中から東にしばらく進むと、雉子尾川がある。その川を渡る手前に台町古墳の標識があり、そこを左折。しばらく進むと左手に観音堂の案内がある。

金山・下片山地区の第二十五番札所、形山正観音。

石段を少し登っていくとお堂が見えてくる。定期的に草刈がされているようで、地元の方々の意識が見て取れる。

お堂の右脇にある鐘がおもしろい。鐘自体、というよりもそれを打つための木の枝が2つ傍らにあるのだが、思わず鳴らしてしまった。

巡礼歌 「いのれただ むかうあさひに かたやまの ゆきよりもなお つみやきえなん」