伊具三十三観音―第二十六番札所―

した第三十番札所の羽出庭からはそれほど遠くはない。とはいっても車での移動がおすすめではある。

ここはなかなか何かのついでとかで来るような場所でもないので、セットでの巡礼がベストだろう。順番を重視する方からは怒られそうだが。

この周辺はあまり特徴的な建物があるわけでなく、説明のしづらい場所ではあるが、前回と同じく、羽出庭分校を基点にすれば何とかわかる。茶色の小さな看板が立っているので、その案内通りに進めばたどり着くことができる。

修理工場のような、解体をしている小さな会社の前にある丘を登っていく。

第二十六番札所、小防木水月観音。

どことなく羽出庭の観音堂に雰囲気が似ているのは、こちらを模したからだろうか。

丘をあがった広場は自然と落ち着くことができる。

６０年に一度の秘仏ということらしいが、いつになるのやら。

巡礼歌「もろびとは　わがこぼうぎと　みそなわす　だいひのおやに　めぐりあうかな」