明日、毎度の瞑想会がある。先月硯を注文した方は来るかどうかはわからないが、とりあえず手ぶらではいけまい。
ということで急遽新たに制作をすることになった。
今度は脱線するわけにはいかない。いろいろなことを見切りながら一気に作業する。
プロトタイプに時間をかけたことは決して無意味ではない。次に確実に生きてくる。
とはいえ引っ越した場所は住宅地、粉塵と騒音がネックだ。
本人は周りを気にしながらやるのだが、機械は遠慮なく、情け容赦なく粉塵を排出する。
水をかけながらやってみたり、ブロワを集塵機代わりに使ってみたり、ブルーシートで覆ってみたりと健気に試してみる。が、やはりすべてをカバーするのは不可能。
雨の日なら少しはごまかせるのに、と思いつつも、根本的解決ではないのは無論承知。
ゆくゆくどこかに作業場所を確保しなければなるまい。
砥石でシャコシャコ手磨きする程度なら家でも大丈夫だろうけど。
そして出来上がったもの。注文に忠実に従ったらこんな形になった。
普通の硯と比較すると、海と陸が逆転した感じ。
デザイン性はまったく考慮せず。単に穴を開けただけともいえる。
作家の仕事というよりは石屋が片手間で作ったかんじ。
ヒーリングに関しては、多分さほど効能はない、と思う。
意識が入ってないし、あまり手をかけてないから。
石に触れていた(対話していた)時間が少ないから。
明日が楽しみ。