まとめ
共同体感覚にたどり着くまでのステップとして、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」がある。
自己受容は、ありのままの自分を受け入れることである。自己肯定ではないことに注意。
他者信頼は、無条件に他者を信じることである。もちろん、どの人を無条件に信じるかは自分が選択することができる。他者信頼をし、深い関係を築くと、対人関係の喜びが増し、ひいては人生の喜びも増えていく。
他者貢献は、私が誰かに貢献しているという主観的な感覚である。
最後に、普通であることの勇気を説く。何か自分には使命があるのではないか、それを見つけるまでの自分は仮の人生だとする生き方は苦しい。そうではなく、今ここにスポットライトを当てるのだ。過去も将来も見えないほど今ここに集中するのが良い。他者貢献の心さえあればダンスを踊りながらどこかにたどり着けるだろう。
考えたこと
今まで自分のことばかりで他者のことはほとんど考えてこなかった。自己の幸せに他者が必要だと全く思っていなかった。自分には何か使命があってそれを果たすことができればそれが幸せなんじゃないかと漠然と思っていた。そんな自分にとってアドラーの思想はコペルニクス的転回である。頭では理解できても体が追いつかない。しかし、アドラーの思想を自分のものにするには自分の年齢の半分はかかるらしいのでそれは当然なことだろう。とりあえず、この本に出会えてよかった。この本に関わった皆さまに感謝です。