当方は生駒ちゃんファンにつき、AKBグループに関しては生駒ちゃんを追いかけていくにあたって、付随的に知っていった感じでありまして、旧来からのファンの諸兄方のようにさほど詳しいわけではないのですが、これまで見たことと、先日のテレ東音楽におけるパフォーマンスを見た感想を自由に書かせていただこうかな、と思います。
内容の毛色がいつもとは違う感じなので、ブログテーマは「閑話休題」とさせていただきます。
また、誰がすごい、とかメンバーの相対的に評価する書き方をするので、そういうのがお嫌いな方は、読まないことをお勧めいたします。
流れとしては、
①ヘビーローテーション(AKB)
②ドリアン少年(NMB)
③コケティッシュ渋滞中(SKE)
④12秒(HKT)
⑤僕達は戦わない(AKBグループ)
⑥恋するフォーチュンクッキー(AKBグループ)
の12分ほどのメドレーでした。
まず最初に披露されたのがAKBによるヘビーローテーション。
メンバーは兼任ナシの純然としたAKBメンバーなのでしょう。
AKBのヘビロテはもう何度も見てきましたが、全体としては昔より明らかに
パワーダウンしているように感じます。
後輩にあたるメンバーたちは、地下アイドルからのし上がった初期メンバーたちに比べて
ハングリー精神が及ばないのか、そもそも経験値が違うのか。
はたまたグループが加速度的に成長していったころと同等のモチベーションでいつまでもいられると
考えるほうに無理があるのか・・・
まず、センターになったぱるるですが、少なくとも今回披露された2曲に関しては
センター適性を感じません。
選抜が16人で編成されていても、センターは当然テレビ画面に写る確率も生でパフォーマンスを
見たときに目に映る割合も多いので、センターのパフォーマンスは楽曲のパフォーマンスの価値の
数割を占めると考えます。
絶対的に低レベルだとは思いませんが、なお低く評価するのは、AKBが現代女性アイドルグループの
頂点というのが前提にあるからこそなのですが、ダンス、表情、グルーヴ感など、
トータル的に実力が高くないです。
先輩メンバーに比べ、曲の解釈のレベルが数段劣るのかなぁ、と。
AKBのセンターなんて、公式ライバルとして誕生した乃木坂ちゃんたちの視点で
応援してきたものとしては、かつてはずいぶんと仰ぎ見たものですが、
現在のレベルのものに純粋に憧れられても、ちと困る。
成長が停滞気味の乃木坂としては、追いついたなんて感覚はなく、
まだもう少し背中を追っていきたかったので、どことなくほのさびしさを覚えたり。
彼女といえば、容姿が美しいことで有名ですが、今日はずいぶんと疲弊しているように感じ、
元気を与えるアイドルとして一般視聴者に好印象を与えられるものではなかったか、と。
と、ここまでは悪いことばかり書きましたが、被写体としての価値をはじめパフォーマンス以外の分野で
魅力にあふれていることはもちろん知っています。
もともとぱるるのパフォーマンスは低く見ていましたが、その評価をあらためたことも過去にはありまして。
短めのスカートから細い足を覗かせ、本人の内気な気質から来る表現方法とあいまって・・・
つまるところ、ぱるるのパフォーマンスの魅力って「セクシーさ」だと、思うのですよ。
何にせよ、失ってはいけない重要な人材であることには間違いはないので、大事にしてあげてください。
でもって、今回AKBですごいと思ったのはまゆゆです。
選挙後、憑き物がとれたからのかどうかは定かではありませんが、表情も健康的でより美しくなった、と。
圧倒的なのは曲の解釈力。
解釈力・・・なんて、曖昧な言葉ですが、演歌を歌うときにこぶしだのなんだのと
曲の世界を表現するのにさまざまな技法をまぜこねってもちいますが、そういう性質のものです。
表情と所作に溶け込んでいるものが伝わってきます。
「僕達は戦わない」のまゆゆは見事でした。
なにせマジメな方ですから、こういう曲に適性もあるのかもしれません。
センターとして一世を風靡し、後進に席を譲る段階に来たのかもしれませんが、
譲るなら相応の才能の持ち主を期待します。
そして、こじはるの魅せ方です。カリスマです。
これまでパフォーマンスに優れている人だと言われているようには思わなかったのですが、
さすが長年劇場で公演をこなしてきた成果なのでしょうね。
乃木坂のお姉さんメンバーの3歩先を行っているんですね。
乃木坂は前列の2列目までにキレイなお姉さんがいるのはもはやお約束事に近いので、
全体のパフォーマンス向上のために欲しいのが彼女の力です。
彼女との差が才能の違いなのか場数の違いなのかは本当はわからないし、
現選抜の乃木坂ちゃんたちももう若くもないし、どうしてもパフォーマンス向上の機会にも
恵まれないのもわかるが、やはり成長していく姿を見たいと思うもので。
そしてその方向性は、こじはる、なんではないかと思ったのです。
ゆきりんは、チームB公演の「純情主義」を見ると、すげええええ!と思うのですが、普段のパフォでは
特段、感想をもてないのです。
AKB選抜並み、だと。
川栄は月並みではありますが、やはり、やたらかわええのです、この子。
見た目も中身も。
もともと川栄は高く評価していて、芸能人としてトータルの才能はAKBで3番以内に入るほどだと
思っていたので、卒業が悲しいです。
楽曲や企画によっては本店のセンターも務まった素材だと・・・
あとは、高橋朱里ちゃんの見た目がかわいいですね。
もっとビジュアル方面で本格的に活躍したりはしないものなのかと。
残りのAKBメンバーは有名メンバーや選挙で上位にランクインした子や売出し中の子などが
いるのは知っていますが、木崎さんのどことなく悲しいものを知っていそうな印象を
受けた目が気になったぐらいで、今回は特に光るものは見出せませんでした。
で、次にNMBですが、奇抜な歌詞と華やかな衣装と明るいパフォーマンスと。
これはいつの時代もきっと日本に必要なやつです。
ここが時代のトップといわれたなら、それはそれで納得する感じです。
新センターの須藤さん。ドラフトの子ですね。
この子はたぶんスペシャル側の人間です。
裸で踊っているかのような錯覚を覚えたほどの透明感。
本物のピュアハートなのでしょう。
アイドルになってまだ日が浅いこともあって、現時点でできることは相対的に多くないとしても、
NMBはこの子を大切に育てていくべきでしょうね。
乃木坂にたかみなはいなかったけど、NMBには山本さんがいるから、いいなぁ、と。
NMBは2TOPといわれていますが、才能の段階としては
山本さん&この子とその他メンバーとの間には壁があるかもしれません。
有名どころでは、フロントを勤める渡辺みるきーと白間さんのビジュアルがかわいいのはよくわかる。
それなりの人気は納得。
そして、気になった緑の服の子。
この子は売り出し中の子なのかな?
なにか深い魅力がありそうな感じがして、人気があって目立った存在なのかと思って、
あとから全体の配置を見直して見ると一番後ろの端にいたのね。
調べたら、なるほど、この子が城ちゃんなのね。
ちゃんと大勢の中から見つけました。
だから秋元さんの人選センスには8割方信頼を置いているのですよ。
つまらん指標による選抜基準には嫌気がさしているので、もう一度、
秋元さんよる超然と選抜したものを見せてもらいたいです。
で、山本さんですが、次世代としてはこの子をAKBの頂点に置けばいいんじゃないかと。
山本を目指せ、なら納得するのです。AKBの面子が保たれるのです。
彼女は表現力・人格(熱意・謙虚さ)・リーダーシップと
これからのメンバーが見習うべきものがずいぶんと多い。
乃木坂メンバーとNMBメンバーが並んで撮影された地味な写真を見ても、
この中じゃコヤツがボスじゃな、と感じさせられる王道的な存在感が彼女にはありました。
ただ、AKBの歴史(ストーリー)とメンバー間の格。そういうものにももちろん価値はあります。
現状、そういうものを超えさせてもらえないのが彼女なのでしょうね。
また、彼女がトップならストーリーとして単純化してしまう問題はあるのかもしれません。
前田敦子と大島優子なら、絶対に前者がセンターとしての適性が上です。
山本さんは大島さんのタイプでしょう。
だが、前田さんのようなスペシャルが上位陣に、現状さっしーしかいない以上、
山本さんをセンターに推すのは、有効な選択肢だと思うのですがどうなんでしょうね。
なんにしても、4~6番手付近を争う人材ではなくて、1~3番の間で議論して欲しい。
次にSKEですが、パフォーマンスとしてトータル的に一番見劣ったのがここです。
頭では、難しいダンスをキレッキレに踊っていて、すごいんだな、っていうのはわかるのですが、
現役のモー娘。のパフォを見て、これは売れるわけないな、と思ったのと近い感覚です。
脳に引っかき傷を残したのは、ばばあももちのカントリー・ガールズの方です。
SKEはメンバーも若くない。実年齢以上に、そういう空気感を感じない。
かわいらしさで勝負するわけでもなく、明るさでも、壮大さでも、清潔さでも、奇抜さでもなければ、
一般視聴者の印象としてSKEが特別!という感想になりうるのだろうか。
まず、松井珠理奈さんですが、本調子ではないようなので、今回の分を見て、あまり多くは書きますまい。
この子と宮澤さんはAKBグループ全体パフォーマンスの中ではキャラクターの
バリエーションとして機能するのだろうが、なればこそ、企画的にドンピシャでこの子にはまるもので
ない限り、センター付近に配置するのは良策のようには思えない。
とはいえ、この子のアイデンティティーやAKBのストーリーとの兼ね合いもありそうなので、
どうにか一般層が納得するようなクリエイターの知恵を見せて欲しいところであります。
あとは、カメラワーク的に谷さんが目立っていましたが、今回はパフォ中に才能を見出すことはなし。
キャラがすばらしいのは知っているので、頑張って欲しい。
北川さんは、性格とダンスのギャップがすばらしいのはわかるが、ビジュアル面を推したり、
時期エースとして他グループと渡り合うにはいま少し不足か。
他に、有名メンバーもいたのかもしれないが、特に光るものは見出せなかった。
SKEは人材不足か、経験を積む量ではなくて幅が不足しているのか。
悪意が増長し、幅を利かせ始めた乃木坂ファン同様、ファンに恵まれていない
可能性もあるのではないか、と。
んで、HKTですが、ここが一番かわいらしくて、アイドルを見た!って気持ちになります。
乃木坂を含めたって、ビジュアルではここが一番です。誇っていいと思います。
私は乃木坂ファンですが、乃木坂がビジュアルのグループみたいに言われたって嬉しくありません。
彼女達は元々それ以外の豊かな才能を持ち合わせた子がたくさんいましたし、ビジュアルのピークは
もうとうに過ぎています。
乃木坂には個々の才能を伸ばす機会と誇りある選抜を続けて欲しいと願っていましたが、
しだいに叶わなくなってゆきもどかしい思いもあったりしましたが、それはそれとして・・・
さっしーという絶対的な存在の庇護下に入っていることもあってか、メンバーが精神的に
健康そうなのが見て取れます。
仲がいいのでしょうね、グループ全体から健全な命の輝きを感じます。
そういうものを発信するのが、恋愛禁止を課した若い少女達によるエンターテイナーとしての価値かと。
天才が一番多いのもここです。
そして、センター適性は、圧倒的に田島芽瑠です。
正直、問答無用のレベルだと思うので、いっそう秋元さんの審美眼を信用してしまうのですが。
HKT初期のセンター周りの状況は、秋元さんに同意なんです。
2期生が入る前は、はるっぴ。入ってからは、める。次がめるみお。
もっとも1stセンターを勤められなかったはるっぴは大変かわいそうには思いましたが、
後にセンターの機会にめぐまれて、それはそれでよかったかな、と。
この子は、現実と創作世界のハザマの住人。
今すぐAKBのセンターも務まる素材でしょう。
まだ若く、これから世界の悪意を知っていくことになるのかもしれませんが、
HKTがどう守り育てていくのか見ものですね。
次に宮脇さんですが、私の見立てでは、センター適性としてはHKTでは4番以下です。
「僕達は戦わない」のフロントにもいますが、パフォーマンスのレベルはAKB基準では低いです。
今回は、松井さんが疲弊していたこともあって、AKB楽曲の3TOPとしては、歴代比で
ずいぶん劣るように思えました。
とはいえ、苛烈なまでの向上心(闘争心?)は見える子なので、
まだ未来に期待してもいいのかもしれません。
やはりビジュアルにはすばらしいものがあり、一般視聴者に対してもアイドルとして訴えられる
誇らしい価値をもっています。
HKTトップの力はないけど、AKBの7番手としてはいいのではないでしょうか。
んでもって、はるっぴです。
タレント性があるので、全国放送の地上波に進出して欲しいです。
たびたび奇跡を生む人材は、AKBグループの価値です。
パフォーマーとしてはめるには及ばないまでも、フォーチュンクッキーを踊らせれば、
AKB選抜の後列メンバーのレベルは問題になりません。
それなりに相対評価を気にして活動する傾向になるようですが、
絶対評価基準で生きればいいと思います。
本来スペシャル側の人間ですもの。
そいでもって、みおちゃん。
どう考えてもかわいいので需要がなくなることはないでしょう。
天性のアイドルなので、求められるままに応じていればいいのではないかと。
それでもって幸せになってほしい子です。
ただ、ダンススキルが乏しいので、それが原因でチャンスを逃さなければいいな、と。
ヒロイン属性なので、No.2にはなっても単独センターにはならないのですね。
さらにさらに最終兵器、なこみく。
卑怯なぐらいかわいいので、健康に育ててうまく活用してあげてください。
HKTだけが持ちうる武器です。
さっしーに関しては、もう芸能界でそれなりにブレない地位を築いたので、憂慮は不要でしょう。
その他、村重ちゃんですとか、名前はわからないにせよ魅力ある子が今はHKTに
集結しているように思います。
今年の選挙での躍進も納得というものです。
と、こんな感じでここまで書いてきましたが、AKBを評価する基準は、乃木坂の基準よりはそれなりに高いところにあります。
乃木坂の後列は8割、才能や実力(一般に誇るレベル)で選ばれておらず、正直他のアンダーの誰と入れ替えても成立するような感じですが、「僕達は~」の選抜は後列まで選抜者の神経が行き届いています。
(みなみちゃんはヒロイン属性持ちです)
AKBグループが今後、一体何を大切にして、どのように変化していくのか。
それとも、変化せず誇りに殉じていくのか。
何かを見出し、隆盛するのか。
はたまた拝金主義への傾倒が進み、誇りなく延命を続けていくのか。
とある一人の生駒ちゃんファンとして、これからも傍目で追わせていただきます。