今回は番外編です。
ラクロスは全く出てきません。
あえて言えばスティーラーズのパーカーくらいです(笑)

【ルノースポールのすすめ】
野田本部にルノースポールのMT車3台が到着していました。(オークションで仕入れたばかりの車両です)
①先代メガーヌRS 273ファイナルエディション(黒)
②現行メガーヌRS トロフィー(黄)
③トゥインゴGT(オレンジ)
どれも特徴的な車です。


①先代メガーヌRSは9年前にニュルブルクリンクで史上初のFF8分切りを達成しました。そのトロフィーRのエンジンを搭載し、2017年に200台限定で発売された273ファイナルエディションです。273psを発揮。
現行とは異なり、2ドアのMTのみ。リア周りのマッチョなボディラインはどの車にも似ていません。









②速さ、性能は現行メガーヌRSトロフィーがダントツですね。300psを発揮します。シビックタイプRと世界最速FF車を争っています。(現時点ではニュルブルクリンク最速の座を奪還済み)
この現行トロフィーは新車だと総額650万円くらいします。先代より200万円近くも高くなっています。
為替の影響もあるんでしょうけど、利益も増えているでしょうね(笑)
現行シビックタイプRも新車で550万円弱しますが、先代より100万円も値上がりしていません。



③トゥインゴGTはRR(リアエンジンリアドライブ)のMTです。世界にはRRのMTはこの車とポルシェ911しかありません。パワーは全く違いますが(笑)
しかしかなり楽しめる車だと思います。
0.9Lエンジンで109psを発揮、軽量ボディなので十分に速いです。エンジンだけでなく足回りもルノースポールがチューニングしています。



②の現行メガーヌRSトロフィーと③のトゥインゴGTは、おもしろレンタカー野田本店で近々レンタカーとして貸出開始されます。


さて、ルノーのモータースポーツ部門である「ルノースポール」は1976年に誕生し、F1をはじめル・マン24H耐久等あらゆるモータースポーツに携わってきましたが、いよいよ終焉を迎えます。
現在のメガーヌRSウルティム(総額700万円超とトロフィーよりさらに約50万円高いです)の販売終了をもってルノースポールの名前はなくなります。


今後はルノーグループの方針でアルピーヌに一本化されます。(2021年に組織上ではアルピーヌに既に一本化されています)
次期モデルはメガーヌ・アルピーヌになるのでしょうか?しかもEVになるのはほぼ確実。
…何だか違和感があります。個人的にはガソリン車のルノースポールが好きですね。(でも、よく考えたら、昔にルノーサンクアルピーヌターボやルノーアルピーヌV6ターボがありましたね…)



アルピーヌはA110みたく独自のアルピーヌモデルでブランディングしたほうがいいと思うのですが。
ちなみにガソリンのA110は現行限りらしいです。


アルピーヌはロータスとEVスポーツカーを共同開発しているそうですが、個人的には戦略が間違っているんじゃないかなあと思います。Cafe(企業別平均燃費基準)の問題があり、2025年、2030年と段階的にCO2削減の基準が厳しくなっていくことが背景にあるんでしょうけど、アルピーヌはルノー傘下、ロータスはジーリー(中国メーカー)傘下でそれぞれの生産台数はピーナッツレベル。ピーナッツだからこそガソリンスポーツを共同開発で存続させればいいのではないかと。
EVはボリュームモデルに任せればいいはず。もしくはボディサイズが大きくて高額なスーパースポーツには巨大バッテリーが積めるので、航続距離に問題ないクルマが作れるので悪くはないかと。ライトウェイトスポーツにEVは最もマッチしないと思いますがね。

グダグダと長くなりましたが、今回のルノースポール3台とアルピーヌA110は、「今乗っておくべきフレンチスポーツ4選」ということでまとめさせていただきます。