3月1日
春風のような
爽やかさと
可愛らしさ
そして
心身ともに
切磋琢磨された
美しい少女は
16歳の人生を終えました
心臓疾患による
突然の病死でした
彼女は私の娘が
心から尊敬し憧れていた、2つ年上の女の子です
彼女には妹と弟がいました
母子家庭の環境下にいても、母を助けながら、妹と弟の面倒を見る
それでいて、自分のなりたいもの、今しなければいけないことが、つねに明確だった彼女
いつも輝いていました
お互いの環境が似ていることから…私の娘のことも応援してくれていました
いつか…彼女の『笑顔』が、メディアを通して、もっとたくさんの人達へと発進されることを信じていました
誰もが…そう信じていました
眠っているような彼女の
髪を撫でる…
起きてくれるかな…
額に触れる…
頬を撫でる…
その冷たさに
もう起きることはないと…『死』の現実を突き付けられた私…
涙が止まらない
娘は声を出して
泣いていました
何度も何度も
彼女の頬を撫でて…
彼女が目を覚ましてくれることを祈っているかのように…何度も…何度も…
底知れぬ悲しみと
漠然とした不条理さへの悔しさが私の心を埋めつくしていました
それは…娘の病気が発症した時と同じ感情でした
神様はどうして…
こんなことをするのか…
あの時も…私は…あなたを憎みました
娘が元気になり…本当はそうじゃなかったと…思えた私です
でも今は…時間をください
また、あなたに感謝できる日が来るまで
あなたを憎むことを
お許しください
誰も救えない言葉を
書いてしまったことを
お許しください