同僚(40代前半女性)が最近加齢臭を放つようになった。

 

その人は以前から洗剤とかシャンプーのにおいが全くしなかった。

健康志向の人だから、無香料の自然派シャンプーなどを使っているんだと思う。

だからといって体臭も特にしない人だった。

 

この職場は課題が多くて、その課題を社内で発表することも多いので大変なんだけど、その人は毎日必死だった。

 

「嫌だ嫌だ…」とネガティブエネルギーを放ちながら

慌てすぎて忘れる、焦ってミスをする、緊張して震えている。

そしてそんな自分を嘆きながらげっそりする…

 

それの繰り返し。

 

髪は抜け落ち、見るからに量が減っていったし、

どんどん痩せてやつれていくように見える。

 

よく相談されてアドバイスもしたけれど、

彼女の問題の根本には作用しなかったようで、

彼女にとっての「地獄」の日々は続いている。

 

ちなみに課題をこなすのは皆同じ。

私は大変ながらも頑張ることを楽しんでいたので、

むしろそんな日々が「幸せ」だと思っていた。

 

同じ空間に居ながら、

ある人にとっては「地獄」で、

ある人にとっては「幸せな空間」だなんて切ない。

 

そんなある日、

私は彼女の無意識と思われる言葉の攻撃の連続に打ちひしがれて、

距離を置くことにした。

 

彼女は私の態度に気が付いて慌ててご機嫌取りを始めたが、

そもそも心当たりがないようで、焦っておびえていた。

(私は距離を置いていただけですが、彼女はいつも人の雰囲気に気を張り、おびえているのです。)

 

すると1週間ほどで彼女から加齢臭がし始めた。

最初は気のせいだと思ったが、その臭いは日に日に強く確かなものになっていった。

 

ちなみに「距離を置いた」のはその1週間だけ。

逆効果だと思ったので本人に直接「言葉の攻撃に萎えた」ことを伝えている。

もう3週間前のことだ。

 

しかし加齢臭は続いている。

思えば時を同じくして課題も猛烈に出題されいる。

私を含めて皆でひーひー言ってたのも事実。

 

つまり、ストレスマックスだったんだよね。

彼女の仕事以外のプライベートについては分からないが、

度重なるストレスがマックスになり、ついに加齢臭の扉が開いてしまったのかもしれない。

 

以前の職場の新人さんも30代半ばの女性だったが、

仕事の覚えが悪く、上司にキツく当たられ精神的に苦しそうだった。

その子は数か月で辞めてしまったが、後半に突然放ち始めた加齢臭が酷かった。

 

加齢臭は高齢者やオジサンのものと思ったら大間違い。

現代社会においては比較的若い女性でもストレスによって発生する。

…と私は考えている。

 

でもね、本来加齢に伴い少しずつ出てくる加齢臭が、

ある日突然出てくるって異常事態です。

精神的にも肉体的にも悲鳴をあげている証拠です。

 

そんなに追い詰められる前にもっと自分を大切にして欲しい。

大切にするってどういうことなのか、

分からないからこそ慌てて、焦って、おびえてしまうんだろうけれど…

 

自分苛めの負のサイクルを止めてあげられるのって、

やっぱり自分しかいないと思う。