⏬️前回は⏬️
-------------続き
恋のストーカー?
仕事の帰り道、後輩チャンのアプリの進捗について親友と話していると、
「それさー、俺からすると結構恐いかなって思うんだけど」
「何が恐いの?」
「確かに良い感じでやり取りしてるのは分かるけど、オススメのお店教えたらその日のうちに行って次の日に報告するって…なんかストーカーみたいじゃない?」
「ストーカー?でも別に家を教えてるわけじゃないし」
「だとしてもよ。自分がよく行くお店なんて自分の家の行動範囲内なんだから、その近辺かもってことじゃん。」
「まぁ、それはそうかもだけど」
「たまになら分かるけど、毎回オススメのお店言ったそばからリサーチしてるんでしょ?
自分の家の周り嗅ぎ回られてる気がして俺だったら恐いな、てかキモい。」
「うーん、確かに言われてみればそうかぁ。競馬ハズれたショックでそこまで考え回らんかった」
「まぁ相手の子20歳なんでしょ?まだ恋愛経験が浅かったり男に対して警戒心ないタイプなのかもしれんし何とも言えないけど」
「確か専門学校通う為に田舎から来て一人暮らしって言ってたっけな」
「都会の男の恐さをまだ知らないだけかもよ?」
「いや、後輩チャンは別でしょ。」
「まぁどっかでその女の子が「ハッ!」と気付く前に後輩チャンには釘刺しといたほうがいいんじゃない?」
「うーん、そうかぁ。後輩チャンには悪気ないわけだけど、確かに相手が怖がったらそういうことだもんな。明日軽く話してみるよ。」
逸る心と相手の気持ち
親友と別れた後…
「(あいつの言ってることも確かに分かるっちゃ分かる。)」
「(だけど、後輩チャンはその子と良い感じにやり取りしてると自分で公言している手前、アドバイスの仕方が難しいなぁ…変に落ち込まれてまた塞ぎ込んでも可哀想だし…)」
ふとある違和感が。
「ん…?」
思い返せば、最初の頃によくメッセージの添削をお願いされて相談受けてたけど、最近はめっきりだった。
後輩チャンの言う、
「良い感じにやり取りが出来てる」は、
果たして本当に良い感じなのだろうか…?
ちょっとだけ胸騒ぎを感じながら、携帯を眺める。
そして…
今日の競馬のメインレースの出走表を開いた←おい
🐦⬛・🐦⬛・🐦⬛・・・・
次の日…
休憩中。相変わらず換気扇のようにタバコを吸っている僕のもとに、
「けんけんさん…お疲れ様です…
」
「お…お疲れ様。」
昨日と別人じゃねぇかってくらいの生気のない顔をした後輩チャンが現れた。
「(言ってた矢先にまさか…)元気ないじゃない、どしたん?」
「それが…この前話してた女の子とメッセージのやり取りが止まってしまいまして…」
「え…そうなの?止まったっていつから返信きてないの?」
「一昨日の夜にやり取りしたっきり…昨日は返ってきませんでした…」
「え……」
彼女かオイ。
1日やり取り止まったくらいで何を長年付き合ってた彼女と別れたくらいの落ち込み方してるんだこの子。
「(相当楽しかったんだろなぁ。忙しいだけかもしれんし明日にはメッセきそうな気もするけど…まぁ聞くには丁度いいか。)
あー、じゃあ後輩チャン、何か怒らせること言っちゃったんじゃないの?」
「え?!そうなんですかね…?!」
「ちょっとだけやり取り見せてもらってもいい?」
「はい…!是非お願いします…
」
「どれどれ…」
続く-------------
