どこまで説明出来るか分かりませんが、本日2016.06.18の後場のグラフから、このソフトの見方を説明します。矢印の欄が6列並んでいますが、まずは左の3列をご覧ください。その中でも2列目です。1列目は趨勢を示し、2列目はより細かい動きを示します。下向きの矢印(赤)は下落、上向きの矢印(青)は上昇の威力が強いことを示します。上下方向に斜めの矢印もありますが、普通は白黒ですが、今回は説明のため着色しました。そして、横線(緑)はこれは迷いを表します。下げ相場では戻り抵抗を表すことが多いです。反対に下げ相場において青の斜線が出てきたときは、これはサポートラインを表します。そして、それぞれの抵抗力、サポート力は矢印の左側にある数値で示されます。
(Market Phase(Phase3 と後場の関係性)

たとえば、この列の数値が”10”の場合 10 * 16730(opening)/10000=16.7が戻り力(引き返す価格)になります。この数値がマイナスを示しているときは、下に16.7円下げるということです。抵抗ラインにぶち当たったところから16円下げるとなると、それはとても少ないように思いますが、時間要素はないので何秒(分)後に16円下がっているのか分かりません。そこで赤枠(上)を見てください。ここでは、マイナスの数値(-3.2.-6.7,-10.2,-10.4,-10,-6.2,-2.1)と並んでいます。これはまるで”板寄せ”の注文動向のように見えますが、他でもない板寄せと理論的には同じものです。こちらは買い方の注文動向です。反対側には売り方の注文動向もあります。この蓄積された数値が切返し幅になります。時間は分かりませんが、どれだけ戻るかが分かります。合計が48.8円ですから48.8 * 16730(opening)/10000= 81.7円です。グラフを見てみましょう。抵抗ライン16770から下げが始まり、サポートラインとなる16690で下ひげを付けて下げが一段落しました。16770-16690=80円ですね。 もちろん、これは擬似的な数値であり、相対的に見るべきです。たとえばこれが-200円という数値の場合、瞬時に下がることもあれば、時間をかけてじっくり買い玉を吸収して下げていくこともあります。
今度は底の16520(ひげは無視)を付けてからいくら戻るかの計算です。プラスの数値が(0.7, 2.8, 3.6, 3.1, 2.7, 2.4)と並んでいます。合計15.3ですから 15.3 * 16530/10000= 25.3円 です。ちょうど上昇に転じて青い十字が見えますが、この16560までの戻りです。少ないですね。そのあとグンと16600を回復するまで戻っていますが、その動きがこのグラフの中に見当たりません。実は、ここでPhaseが変わるのです。午後2時からPhase6に変わります。別に2時だから変わるわけではないですが、だいたいこのタイミングからPhaseが変わります(Phase4,5は時系列表ではありません)。見極めは大変ですが、プレーヤーが変化する場所です。
Closing Phase (phase6)

ただし、このphase6(終値予測)では板寄せのプラス数値が8.1と17.8しか有りませんから、せいぜい40円の戻り力です。実際は16590から100円ちかく戻している訳です。このあたりはまだ精度が足りないです。しかし、戻り高値である16700から一つ下16690の戻り値が-9.3から-12.1に上がっています。これは左の矢印でも分かるとおり、16700で抵抗力が増してることが読み取れます。ただし、これは気付かないですよね。
ところで、これらの数値が本当に論理的根拠を持った数値なのか、疑問に思われるかもしれません。私の説明力が足らないので申し訳ありませんが、基本的に4本値さえあれば、その推移を吟味することで、売買注文動向から建玉バランスまで分かってしまうものなのです。 もちろん擬似的なものではあります。簡単な説明は5月10日のブログに経緯を書きましたが、 売買双方の注文動向を表してくれるこれらの数値は、先物価格の推移に対する、ソフトが出した予測推移のデルタ値から計算されます。注文動向を表す勢力は、各フェーズマトリクスの中央に赤青分布で示してある価格分布の変位の傾斜角・・の変化率(二階微分)で求められます。
実勢値と予測値のデルタ値の微分で売買注文動向が分かる?なぜ?と思われるかもしれませんが、価格が10円上がったら予測値が20円上がるのに対し、価格が10円下がっただけで予測値が50円も下がった場合、その意味は単純ではありますが、その価格帯において売り方勢力が倍以上存在していることになります。さらに、価格が10円上がったとたんに予測値が反対に-10になった場合、これは売り浴びせが利食いが始まったことを示します。そのデルタ値が-10,-15-30とした場合、いずれ投げ売りが始まり、同時にさらなる新規売りも台頭してきて売り方のデルタ値と逆転するタイミングがきます。 売りが出ていると言うことは同じだけの買いもあります。そうして次第に売側に価格硬直性がみられるという具合です。このように予測価格の推移の変化の変化率で売買注文動向、更にその変化率でそのタイミングのマーケットトレンドが出てきます。 それらを統計処理して、予測値とその確度、頻度、誤差の変位を各価格ごとに精査します。予測値自体、億を超えるであろうパターンから選び出された3万以上の数値の中から統計処理されたものですが、予測値そのものがそれなりの相関が無いことには、この処理方法は成り立ちません。 これらの分布を解析することで(しんどい解析ではあるのですがエクセルが全部やってくれます。)予測値として耐えうる決定的なレベルのものを目に見える形にしてくれます。なお、新規売りなのか、戻り売りなのか、投げ売りなのかも、どこまで正確に計算できているかどうかは分かりませんが、見分けることも出来ます。これは統計処理された数値をもとに、足し算、引き算を駆使しながら求めます。