アメリカでは、今日が9月11日。

あの忌まわしい大惨事から、かなりの月日が経ちました。


あの大惨事の報道が初めて国内でなされたとき、私はまだ実家に住んでいて、現在のマイミクのchloeちゃんやうさぎ先生たちとチャットをしている最中でした。


「ねえ!大変!!テレビ観て!!」


誰かがそう発言したとき、私は自室にテレビがなかったので、階下の居間に降りるしかありませんでした。


映画のワンシーンのような、高層ビルに飛行機が突っ込み、そのまま突き抜けていった映像が、何度も何度も映し出されていました。


2週間後に同期のAちゃんとハワイ行きを予定していた私は、頭が真っ白になり、ただただ、居間に立ち尽くしていました。

そして、次に我に返った瞬間、

「ハワイは大丈夫なの?世界は大丈夫なの?!」

美しいハワイが、同じように壊されるのではないか、世界中がまた戦争でズタズタになってしまうのではないかと、私の頭の中は、それしか考えられませんでした。


そして、2週間後、私はAちゃんとハワイに発ちました。

周囲では、親に泣いて止めらたと、お彼岸の連休の海外旅行をやむなく中止した友人が多くいましたが、私たちは家族が引き止めることなく、そのまま出発してしまったのです。


今では当たり前の光景ですが、ホノルル空港に着陸する寸前に、米軍の戦闘機が今にも飛んで行きそうな状態で多数並んでいるのを見て、私はぞっとしたことを今でも覚えています。


テレビのニュースでは、盛んにテロのことをまくしたてるような英語で報じられており、わからないなりに知っている単語だけ聴いては不安に思ったものです。


そして、最初の滞在先のカウアイからオアフに入り、ワイキキに着いたとき、あまりに人がいないカラカウア・アヴェニューを目の当たりにして、本当に愕然としました。




my ALOHA days-hawaii2009-10

長い年月が経ち、世界もハワイも変わったし、私たちも変わりました。

そのとき一緒だったAちゃんは結婚し、今では双子のママになりました。

私は一人暮らしになり、それ以外は何も変わっていないようにも思えますが、当然確実に歳を重ねていますし、多くの人と出会い、いろいろなものを見てきたつもりです。


アメリカも日本も、ここでトップが替わり、大きな変化が起きてくる予感。


思想などで、考え方が大きく違う人たちがいることは否めないし、彼らの考え方を変えることは、たぶん誰もできないと思います。

だけど、ぜひ世界平和を第一に、二度とあのような恐ろしいことがないように変わってほしい。


何年経っても、この日が改めて世界中で世界平和を考える日であるといいなと思います。