数日前の話ですが、宗田理先生が逝去されました。
先生は「ぼくらの七日間戦争」をはじめとする「ぼくらシリーズ」で有名な作家さんです。
今はわかりませんが、私が子どもの頃は夏休みの課題図書によく上がっていたので、タイトルだけではなく読んだことのある方も多いのではないかと思います。
安保闘争や発行当時(1985年)、学校が管理教育・校内暴力によって荒れていたことなどが背景知識として必要なので、実は最初に読んだときには今一つよく分からない記述が数多くあったんですよね。
ただそれでも、理不尽な大人に対して子どもがギャフンと言わせるという物語は子どもの心を掴んで離さないもので、それ故に大ベストセラーとなったのだと思います。
それにしても、悪影響のありそうな創作物からは子どもを引き離す、、という感覚が根強い日本において、物語の骨子が大人への反抗というこの本が、学校の課題図書になっているというのは中々洒落が効いていると思います。(今もあるのかなあ?)
この本が読書歴の始まり、、なんて人も多いんではないでしょうか。
課題図書に推薦した人は間違いなく英断だったかと思います。
令和のいま、登場人物たちの置かれた立場や心境など、私が読んだ頃以上に理解しづらいかもしれません。それでも、菊池や相原たちの友情が織り成すひと夏の青春群像劇を、ぜひ一度はいまの子どもたちにも読んでほしいなと思います。
先生の産み出した作品、大好きでした。
ご冥福をお祈りいたします。
