朝、目が覚める。
時計を確認する。
6時ジャスト。いつもより30分遅い時間だ。
急いで準備をして家をでる。
電車には駆け込み乗車。
どうにか遅刻しないですんだ。
3限目の休み時間、友達と保健室に行くと先生がいない。
4限目はずっとそこに居て、友達と話をしていた。
人と話していると落ち着く。
放課後、母の病院へ。
病室に行くと、母の姿が無い。
看護婦さんに効くと、倒れて頭を打って別のところで寝かされているらしい。
様子を見に行くと、意識はある。
母は、以前父に依存していた。
父の浮気が発覚してからは、僕に依存している。
色々なことをいわれた。
自分に生きている価値はあるのか、死んでしまいたい。
僕に尋ねられてもそんな事はわからない。
しかし、「死んだらだめだよ。価値はあるよ」
と僕はいう。
そうしないと母がもっとダメになってしまいそうだから。
最近薄くなっていた僕への依存が、また大きくなっている気がした。