女性、五十歳、セラピスト。


《主訴》さいきん右足の裏が痛い。あわせて慢性的な肩こり、腰痛、便秘、冷え症も訴える。


とくに思いあたる原因はなく、
なぜかこのところ足の裏が痛い。


足の裏が痛いときけば長距離ランナーに多い「足底筋膜炎」などを思い浮かべますが、
さいきん激しいスポーツをした覚えもないらしいので、
いったいなんでしょうね?
へんですね?
と話しながら姿勢観察を始めました。


まず足ですが、
これがそもそも仰向け姿勢で尖足的というか、
底屈したまま緊張していました。
脚を持つと脚を閉じる方向に極端に抵抗が強く、
お腹に触れてみると、
案の定というか、
ヘソ下にゴロゴロと触れるものがあり、
よくよく聞いてみると、
「子宮筋腫があります」
とのこと。

しかしそうした婦人科系の問題がある場合、
なぜか左に症状が出ることが多いのにな、
と思いつつ、

婦人科系の問題といい、
足の裏といい、
ついでに腰痛、便秘、冷え症、
いずれも神経の支配的に骨盤が直接関係しますので、
その辺りを調整すれば結果は得られると目安はついたので、

いったん肩こりの処理に移りました。

で、
やっぱりというか、
骨盤内の問題を抱えていると、
頭蓋骨もパーンと張り詰めたようになるもので、
(ホルモンなどを考えると逆なのかもしれませんが、どちらにしても相関して出てきます)
肩こりも、
やはり一連の問題として納得しつつ、
丁寧に凝りを消して、
頭蓋骨、頚椎を整えて、

うつ伏せ。

骨盤の弾力はやはり右が固まったようになっていて、
手首も右が固まっていて。

手首を解除してもあまり骨盤に変化がなく、、、

いやいやそもそも婦人科系中心の問題群で右って気になるなと、
だから、
きっとまだ問題が隠れていると踏んで、
右といえば肝臓の反応って多いので、
「お酒は飲まれますか?」
「そんなには、、、」
すると次に多いのは盲腸の手術とかかな?
「さきほど手術はされてないとおっしゃってましたけど、盲腸の手術なんかもされてないですか?」
「あ、そういえば! すみません忘れてました」

やっぱりそうかということで独り納得をして、
右の骨盤の関節を解除して、
神経の過敏を処理して、

たずねてみると足の裏の痛みも消えたとのことなので、

終了。


このクライアントの場合、
面接時点で質問の意図がたぶんうまく伝わってなくて、
聞き取りが難航してしまいました。


足の裏の痛みにかんしていえば、
意外にそんな方は多いんですが、
整体院だからか、
骨盤の神経を操作してすぐ消えちゃう例しか扱ったことがなく、
逆にメジャーな疾患名である「足底筋膜炎」には、
たぶん遭遇したことはないようです。

過去のうまくいった例でいえば、
寝かせるまでもなく、
前屈させて骨盤をトントトン、トントトンと数回叩いててみたら、
それでなくなっちゃって、
その後も出ていない、
というのもありました。

比較的うまくいかなかった例では、
月に一回の施術で、
その場はいいんだけど、
また次の来院時には痛みがある、
というのを、
半年ほど繰り返した例があったように覚えています。


そして、

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