【12月18日・前編】
二日目の予定は犬島。
フェリーの時間があるので、いつもはのんびりな私たち夫婦も早起き(といっても8時)して、宮浦港へ向かいます。
島で唯一のコンビニで朝食を買い、港の横の駐車場へ。
(事前に調べたデータでは駐車料金・1日200円となっていたのですが、実際は無料でした。
閑散期だから?料金を払う所もなく、徴収する人もいませんでした。)
海の駅「なおしま」内にあるチケットセンターで、犬島行きの切符を買い、9時20分のフェリーに乗り込みます。
船内は、ちょうど韓国からのツアー客18名と一緒の便になってしまい、人も荷物もいっぱい。
約1時間の船旅。外は寒いし・・・、と困っていたら、そのツアーの添乗員さんが声をかけてくれて、ツアー客を移動させ、3人並びの席を譲ってくれました。ありがとうございました。
それでも狭くて、朝食に買ったパスタを食べる場所がない!!
多少狭いのはわかっていたのですが、もっと空いていると思っていたんです。
身体の大きなうちの旦那さんは、ダウンのせいでさらに膨張してるし~・・・。
「狭いっ!!」とキレるし~・・・(笑)
途中、豊島を経由して犬島へ到着。
豊島にもクリスチャン・ボルタンスキー作『心臓音のアーカイヴ2010』という、とても興味深い作品があるのですが、時間が足りなさそうなので、今回は素通りしました。
犬島につくと、トップ写真のチケットセンターがお出迎え。
かわいらしい建物です。
その建物の中にあるフリースペースで、先ほど食べ損ねたパスタを食べました。
でも、いざごみを捨てようと思ったら、今度はゴミ箱がない!!
チケットセンターの方曰く、「犬島にはゴミ箱がないので、観賞中はコインロッカー(100円/返却されます)に入れて、帰りに持ち帰ってください」とのこと。
ごみを持ちこまれたら、処分にお金がかかるとか、環境に配慮したシステムだからとか、そんな理由だとは思うけど・・・不便・・・。
「でもさ、ごみをロッカーにいれて、そのまま忘れて帰ったらどうするんだ?」
「それはそれで(ロッカー開けるのに)お金かかるよねぇ」とか夫婦で話しながら精錬所へ。
(あ、ちゃんと忘れずに持って帰りましたよ!!念のため)
途中、‘しまじろう’の絵のついたヘリコプターがとまっていました。
‘こどもチャレンジ’にお世話になっているうちの息子は「しまじろう!!」とテンションあがってます。
親は「おぉ~!!専用ヘリ!?儲けてるぜ、ベネッセ!!!」と子供には聞かせられない会話をしながらてくてく・・・。
(瀬戸内海のアートプロジェクトは、ベネッセコーポレーションが企画・立案し発展しているのです)
見えるかな?横に‘しまじろう’がいます。
ここでチケットを確認してもらって、ゲートを通ります。
前述の通り、毒づきながら(日常会話)きましたが、精錬所に入ったら二人ともテンションあがりました!!
「すげ―――――――!!!!」
を連発。
三分一博志さんの建築になるのかな?よくしらないけど。
通路といい、建物全体といい・・・・・・すごいねぇ・・・・・・。
そこに柳幸典さんの作品が加わり・・・ホント面白かったです。
建物内は案内のスタッフの方がいて、少人数のツアーでまわります。
何を見るのか、どういった技術なのか・・・そういったものを説明してくれるので、建築にも芸術にも疎い私たちでも見やすかったです。
本当にすごい技術だったり芸術っていうのは、その専門の人じゃないとわからない部分も多いと思いますが、なんというか・・・・・・素人でも体感できるのです。
難しいことは言えませんが、行ったことのある方ならきっとこの感覚がわかるはず。
昨日の『南寺』でも思いましたが、近代アートってすごい。
さて、続きにもどって、お次は精錬所の並びにある『近代化産業遺産』へ。
こちらは日本の産業発展の過程に置いて革新的な役割を果たした遺構として、平成19年度経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」に認定されたそうです。
発電所跡
こんな感じのところを歩いて回ります。
敷地内は遺構をそのまま残しているので、足場が悪く、倒壊しそうなところもあります。
少し大変だけれど、私は娘を抱いて、パパは息子を抱きながらでしたが、見れないことはありませんでした。
(あくまでも自己責任ですが・・・)
そして、チケットセンターへ戻ってお昼ご飯。
・・・なのですが、長くなってしまったので後半へつづく。