久々に自分の中にヒットした曲。


純然たるシティッポップス。



今こう言った完成された曲は少ないのではないか。


なんとなく、インスタント食品と言おうか、ファストフードに近い感覚の楽曲が乱立されている。


「万人にそこそこおいしいと言わせられる」魔法のような(詐欺のような)楽曲群。


その中で突出してきたのがこの「街物語」だ。



シティポップスと言うと、80年代からみた都市群像を歌っている為に、


今から見れば一昔前の街並みとして回顧される立場に移行していると思う。


この曲もその一端を伺える、古めかしくノスタルジックな曲調である。


それに普遍的な感覚を付与するのはその歌詞世界だ。



歌は「子供たち」と歌われているとおり若葉のような青さから始まる。


やがて彼らは「愛のことを少しずつ知り始める」。


成長とは慢性のものなのだ。ある時全てを知ったような、世界を凌駕したような錯覚に襲われる時期を経て、


自分の無力と世界の広さを知る。それがつまり「物語」が続いていくことである。


その続きの中にも、自分を成長させた分岐点(初恋)の甘酸っぱさはいつまでも持ち続ける。


少し強くなった彼ら若者は「この街で生きていこう」と誰にでもなく語りかける。



ツルゲーネフの「初恋」やフィッツジェラルドの世界のような鬱屈した中に、


無暗に希望を燃やし続ける若さが光る。


全体として優しい楽曲である。


人それぞれ感じ方は違うと思うが、僕と近しい感覚の人がいたらサニーデイサービスのファーストアルバム「若者たち」をお勧めしたい。

銀河英雄伝説見始めた。アニメと言うものは映画や演劇と比べると一段低い低級な部類に入る娯楽であり、

芸術とは異なるものだろう。なんてことはない。アニメにだって良作はある。一概に低級扱いするのは間違いである。


その点で言って、この銀河英雄伝説は良作だとよく聞く。なので見てみたが、登場人物かっこいいな、おい。


一戦終えて休憩に入った兵士の一言

「戦争中に夢を見る必要なんてないさ。どうせ見たって悪夢だよ」


タイトルに書いてある言葉は、戦況の不利を見て上官に意見を進言し「不愉快なことを言うな!!」と怒鳴られた時のある少佐の一言。

6月18日北海道大学で行われた講演会に行ってきました。

2009年ノーベル化学賞を受賞した Dr.Venki Ramakrishnan によるリボソームの立体構造の決定についての講演でした。

リボソームというのは、細胞の中にあるたんぱく質の工場みたいなものなんですが、自分としてもそれ以上詳しいことは知りません。それなのに、物珍しさだけでRamakrishnan博士の講演を聞きに行ってきました。


当たり前と言えばそれまでなんですが、講演は終始英語で行われました。なんとなく言ってることはわかるのですが、7割程度はよくわかりません。講演の内容はきっと懇切丁寧でわかりやすいものだったのでしょうが、自分のヒアリング能力の無さが仇となったようです。


講演は終始和やかな(時に他の人たちが何で笑ってるのかわからない英語のジョークなどを交えつつ)進み、あっという間の一時間でした。その後多くの人が博士に質問をしていました。留学生らしき人たちがペラペラと英語を操ってるのを見て羨ましく思い、それと同時に稚拙な英語ながら果敢に質問した日本人の学生を見て自分も頑張らねばとも思いました。

せっかくの講演なのに中には寝ている人もいて残念。まぁ、俺と同じで英語わかんなかったんだろうな。