ペットを飼うならおさるに限る。
そう思ってペットショップに註文して猿を飼い始めた。
名前はサンちゃんとした。お猿のサンちゃんである。
オムツをして部屋の中で飼った。
サンも俺をまるで本物の親のようになついた。
いたずらがもの凄い。
叱るとしばらく大人しくしているが、じっとしていられない性格なのかやがてきょろきょろとまわりを
見渡し動き出す。
そこが可愛い。
成長するにつれいたずらは収まった。
ご飯も一緒に食べ、一緒に寝た。
勿論、起きるのも一緒。おトイレも一緒である。
やがてサンは私の真似をすることを覚え、それをまた私が面白がるものだから
なんでも真似するようになった。
部屋で新聞を広げて呼んでいると、部屋に隅に積んである古新聞を持ち出してきて
隣に並んで同じように広げて見入っている。
しりを掻くと同じようにしりを掻く。
欠伸をすると欠伸をする。
ある時ふとこんな疑問が浮かんだ。
俺が部屋にいるときは俺の真似をしているが、俺がいないときは何をしているのだろう?
俺は一計を案じ、「サン、今日は出かけるからお前はお留守番だ。ひとりで留守番できるな」
「うきー、きゃっきゃ」
小首をかしげながらも返事をする。
俺は出かけ支度をしてアパートの部屋を出た。
玄関のドアを閉めてドアの前で足踏みをしてさも出かけたかのように足音を小さくしていった。
しばらくドアの前でたたずみ、部屋の様子を伺ったが物音は聞こえない。
サンは何をしているのだろうと鍵穴から覗いてみると・・・
鍵穴の向こうからサンも覗いていた。
エロではありませんでした。次はエロ期待。