昨日開催されたインドリーグの選手オークションでは、日本人選手の落札はありませんでした。
自分がオークションにかけられるというのは滅多にない経験で↓
「UNSOLD」という残念な結果ではありましたが、これをまたモチベーションに変えて自身のレベルアップにチャレンジしていきたいと思います。
今回のインドリーグ・選手オークションへのノミネートを承認してくださったチームのみなさん、書類の作成やインドリーグサイドとの折衝にご協力いただいた協会関係者のみなさんに感謝します。
また、関心を持ってくださったみなさん、ありがとうございました。
ちなみに今回のオークションの最高落札額は…
ドイツ代表のモリッツ選手。↓
US$105,000で落札されました。
日本円に換算すると
(1ドル120円換算)
1,260万円
以前のインドリーグで所属していたランチーのチームではなく、カリンガ・ランサーズというチームに落札されました。
また、ドイツ代表ではこの2人も高額落札でした。
ともにUS$96,000で落札。
円に換算すると
約1152万円
ドイツ代表選手の高額落札が目立つオークションとなりました。
この3選手はチームがバラバラになったので対戦が楽しみですね。
その他の注目点としてはオースラリア代表選手が多く落札されました。
世界ランキング1位のオースラリアなので、ハイレベルな選手が揃っているのはもちろんですが、
インドとオースラリアのホッケー協会が協定を結び、「オースラリア代表選手をインドリーグに参加させる」という項目も書かれた記事を以前見かけたのを思い出しました。
右 インド協会のCEO エレーナさん(オースラリア人)
出典↓
オースラリアホッケー協会をあげて、インドリーグへの代表選手の派遣に協力するよ、ということだと思います。
協会同士のつながりの強さもこういう場ではアドバンテージのひとつかもしれません。
とはいいつつも、南アフリカ代表のオースティン・スミス選手はしっかりと高額で落札されていますし、
同じく南アフリカ代表のドラッグ・フリッカーのジャスティン・レイドロス選手やニコラス・スプーナー選手も2巡目のチャンスをものにして落札されました。
南アフリカ代表はワールドリーグ2で敗退し、ワールドリーグ・セミファイナルには進めませんでしたが、個の力、評価されていますね。
US$17,000で落札されたスコットランド代表のケニー選手は、スコットランド人選手として初めてインドリーグでプレーするということで、ホッケースコットランド代表のTwitterアカウントから祝福を受けていました。↓
彼はオランダの強豪・アムステルダムのチームでプレーしていることから見ても実力はたしかで、やはり個の力があれば選ばれるということをこのオークションで証明してくれました。
(ちなみにスコットランドは世界ランキング27位、日本は16位)
アルゼンチン代表選手、ニュージーランド代表選手、南アフリカ代表選手など、今回落札された多くの選手がオランダのホッケーリーグ「フーフトクラッセ」でプレーしています。
個の力、日本にも高い選手がたくさんいるとおもいます。そういう選手たちが世界を目指せるような環境づくりができるといいな、と思います。
(どんな環境であろうと単身で乗り込んで道を切り開くプランもアリですが。)
アジアではパキスタン、韓国の選手はノミネートしていませんし、ノミネートしていたマレーシアの選手も落札されず。
ワールドリーグ・ファイナルもインド開催、2018年のホッケーW杯もインド開催。アジアの男子ホッケーは、インドが牽引していきそうな状況です。
日本はどういう手を打っていくか…。
個人的には、大学時代にオースラリアにホッケー留学をしてみたいという想いがあり、
オースラリアでのプレー経験があり、ベルギーでプロホッケー選手として活躍されていた飛田尚彦さんに連絡して情報を聞いたりしたのですが、いろんなことを考慮して断念した経験があります。
それはそのときに下した決断だったので後悔はしていませんが、積極的に海外にチャレンジしていくのもレベルアップを図る上で一つの手だと思います。
2013年に長澤選手がドイツのブンデスリーガでプレーし、現在は福井クラブの三谷選手がニュージーランドでプレー。
つぎは誰がどの国に行くのか…。
若いうちのほうがチャレンジしやすい、という場合もあるので、若い選手の海外挑戦を後押しする制度ができたらいいな、とも思います。
U21男子ホッケー日本代表は今日まで選考会をやっているようですが、そういった世代の選手たちは特にどんどんチャレンジしてほしいですね。
さて、オークションのライブ中継を見たり、いろんなことを考えたりしながら、
岩手県にやってきました。
昨晩の20時に名古屋を出発し、一晩かけてバスでやってきました。岩手まで12時間。
いよいよ今年一つめのタイトルをかけて、社会人選手権大会です。
日本のホッケーを盛り上げることができるように、選手という立場でできることを精一杯やっていきたいと思います。
情報発信もできることの一つですかね!
また更新します。
それではまた!