とうとう本日、


西山朋佳女流三冠 対 柵木幹太四段


の棋士編入試験第五局が行われる!!


もし西山朋佳女流三冠が勝利すれば、女性が初めて棋士になるという、将棋界の大きな一歩を踏み出すこととなる


私が観る将になったのは、2023年放送の


『NHKスペシャル 羽生善治 52歳の格闘 ~藤井聡太との七番勝負~』

https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051561_00000


を家族とともにテレビで見たことがきっかけだ。



私は将棋をやったことこそあったが、テレビで見たことはなく、ただ羽生善治さんはいつも強いんだなぁ程度にしか思っていなかった。


多分、藤井聡太が現れるまで、私のような将棋に興味のない人々は私と同じようなことを考えていたと思う。


羽生善治は強い。


その事実だけは確かなものとして私の中にあった。



そんな中、唐突に将棋界に信じられないほど大きな影響を与えたのは、先ほども名前が挙がった


藤井聡太


という少年だろう。



観る将になり彼の異次元さがよくわかる。羽生先生の7冠達成以後、将棋界は2〜4人でタイトルを奪い合っていた。そしてその中には必ず羽生善治の名前があった。

叡王戦がタイトルとして始まった2018年頃はタイトルを8タイトルを8人でわけあった群雄割拠した時代があった。


そこに突如としてバランスブレイカーが登場したわけだ。


先に挙げた番組にはその時代の中で羽生善治という1人の人間がどのように考えてきたのかがよく伝わってきた。



私が強いと思っていたそれは、

  私にとってとても魅力的な1人の人であった。




そして私は観る将になったのだ。

今の時代はYouTubeでいろいろな将棋動画投稿者がいてとても面白い。しかし、そのことに気づけている人はあまりに少ない。


日本の文化である将棋はもっと注目されるべきだ。



そんな中で今回の西山朋佳女流三冠が現れた。

現れたという表現は彼女をもとから知っている人からすれば不適切かもしれないが、女流の存在は知っているけど、それ以上は…という人は私含めて多いというのが事実だろう。



しかし、今日という日をもって女流という存在、そして将棋界に新たなスポットライトが当たることを私は期待したい。






今の将棋界は藤井聡太7冠を中心に回っていることは間違いない。それはタイトル戦と言った棋士の強さだけでなく、将棋界の顔で、彼が「将棋」だ。と言われても、否定ができないレベルだと思う。



西山朋佳さんばかり肩を持つようなことを言ってしまったが、柵木幹太四段も勝利を全力で目指してもらいたい。

その行動の先には、棋士全体がより勝利に貪欲になり、藤井聡太という個人を高みから引きずり落とす可能性があるだろう。