お会いしたこともないブログの中だけの知り合いが亡くなったことを3年ぶりに開いたブログで知った。
3年ぶりにブログを開いたのは、苦しい時の自分から遠ざかっていたってことで
その期間は何かあったにせよ、乗り越えられる体調だったってことだ。
亡くなった知り合いは、コンスタントにブログをUPしていた。
きっと、胸の内を吐き出す場所がブログであったのかもしれない。
書いている事で不安と痛みを少しの間だけれども忘れることができていたのかもしれないし、あるいは他人事のように傍観できたのかもしれないと思う。
書き綴られている事は現実でしかないのだが。
私は彼女のことをブログに綴られた範囲でしか知らない。
それでも発症して20年生きて存在していることが、他人事ながら嬉しかった。
同じ病気で症状も違う彼女が生き続けることで、私は確証のない安心感を得ていた。
不安に押しつぶされそうな夜は、特に彼女のブログを覗いた。
「生きている」それだけで嬉しかった。
そんな彼女が亡くなった。
涙が流れた。
ご冥福をお祈りします。
ありがとう。
私は生きています。