■08/06
ピアノ:大瀧拓哉さん
「近現代音楽の夕べ」
ここ2~3年で非常に存在が大きくなっている大瀧さん。
海外のコンクールで優勝され、凱旋公演も数多く開催されていますが、そんな人の演奏がスタジオスガマタという間近な環境で見ることができるのがありがたいのです。
前半はドビュッシーから始まり近代の曲。
もう最初から素晴らしいですね。
ただ、この日が特別なのは後半のメインにすえられた「ジョージ・クラム」さんのマクロコスモス。
通常の鍵盤を叩くだけでなく、
・内部の弦をたたく
・内部の弦を弾く
・内部の弦のところに紙を置いて震えるような音をだす
・グラスで押さえて共鳴させる
・大瀧さんの口で音を発する
・口笛で
などの特殊奏法が盛りだくさん。
それが奇をてらった珍しいだけでなく、なんとも玄妙な音楽になっていました。
こういった演奏はどうしてもりゅ~とぴあなどの大きな会場だと通常のピアノの使い方ではないということで許可がなかなかおりないということでしたけど、今回はスガマタさんのご厚意で実現とのこと。
もちろん通常の(?)ピアノ演奏が素晴らしいからこその特殊奏法とのコンビネーションですけど、ホントに貴重な体験でした。
こんな公演は今後2度と見れないかもしれないな~、なんてことも考えてしまいました。
(スタジオスガマタ 2000円)
■08/10、11
アプリコット2018夏季公演「ハイジ」
毎年楽しみにしているハイジ。
今年も感動をいただきました。書いていたらちょっと長くなったのでこれは別記事で(笑)。
■08/11
第41回新潟県少年少女合唱団合同演奏会
新潟県央ジュニア合唱団ブレーメン
長岡少年少女合唱団
新潟市ジュニア合唱団
(友情出演)新潟市ジュニアオーケストラ
今年は出演は3団体と少なめではありましたけど、非常に濃くいい演奏会でした。
さすがに合同演奏会ということもあり「フル」ではなく抜粋ではありますが、ミュージカルなど振りを交えつつ素晴らしい合唱でした。
またこういった合同公演だとことさら新潟ジュニア合唱団の規模の大きさというのが感じられますね。
今年は7月の新潟ジュニア合唱団の定期公演は観にいけませんでしたけど、そういった意味からも抜粋でも見ることができて良かったです。
ただ、県央も長岡も規模では新潟にかないませんが、それぞれ非常にまとありのある澄んだ歌声で素晴らしかったです。
特に長岡の高音の伸びと迫力には震えました。
最後にはジュニアオケの伴奏で全員での合唱。
ステージ一杯のジュニアのメンバの演奏はまさに圧巻です。
(りゅ~とぴあ 無料)
■08/12
新潟中央高校 管弦楽部コーラス部ジョイントコンサート2018
中央高校といえば「音楽科」もありますが、夏は部活動としての発表ですから、音楽科のメンバとか限りません。ただ、オーケストラも合唱の規模も大きいですし、聴き応えがあります。
まずは恒例の中央高校の校歌から。
さすがに私もこの曲を聴けば(って、聴く機会はこのコンサートしかないですが)中央の校歌だということがわかるくらいには耳になじんできました(笑)。
そしてその後のオーケストラなんですが、これがまた非常に良かったです。いつもの感想だと「弦は高校から始めた人も多いし不安定なところもあるけどいい演奏だった」的な感想になることが多いのですが、
今年はもちろん細かいミスがないわけではないのですが、それを補って余りある躍動感というか迫力があって、聴いていて楽しくなってくる演奏でした。
第一部なのに指揮の鈴木先生が退場しても拍手がなりやまず、改めて登場するなんていうのはなかなかないのではないのかな~、と。
第2部は合唱ですが、中央高校の合唱の素晴らしさは折り紙つきですね。
そんななか「積水ハウス」のCM曲が披露されたのはまさに驚きでした(笑)。合唱曲になっていること自体が驚きですし、それがこういう演奏会で聴けるのも驚きです。
その後はこの夏の合唱コンクールで披露の曲から。
既にNコンは関東大会への進出を決めてるようですが、全日本合唱コンクールの方も頑張って欲しいですね。
第3部は管打アンサンブルだったり、OBOGも含めてのオケと合唱のコラボ。これまた素晴らしかったです。
一つの学校でこれだけの人数が参加して、これだけのクオリティの演奏を聞かせてくれるのは改めてすごいことだと思いますね。
(りゅ~とぴあ 無料)