08/11 APRICOT 2017夏季公演「小公女」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

APRICOTの皆さん。

昼公演:Aキャスト

夕方公演:Bキャスト

 


裏方さんというか演劇だと役者さんと同じくらいに重要な役割として脚本、演出などいろいろいらっしゃいますが、ここでは音楽担当の皆さんだけ、、、。

作曲、ピアノ:野瀬珠美さん
フルート:水島あやさん
ドラム:伊藤哲さん
キーボード:長井聡子さん

夏のジュニア教室の定期公演、邦楽、合唱に続いて3教室目は演劇のAPRICOT。APRICOTの公演も毎年、本当に楽しみにしています。毎度のごとく感動してしまうんですよね。

今年はりゅ~とぴあが工事中のため、会場が北区文化会館。座席数も500を超えるくらいとりゅ~とぴあ劇場に比べればやや小さめで音文ホールと同じくらいでしょうか。でも、いい会場ですね。唯一の難点は男子トイレの場所がちょっとわかりにくかったことくらいでしょうか(笑)。

今日は昼夕の2公演を連続で観てきました。
1回目は中段くらいの場所、そして2回目はやっぱり最前でもみたいよなということで入場後確認したら、通路に面した最前列が空いていたのでそこを確保。
やっぱり全体を確認するには中段から後方より、各メンバの表情等をみたいときには前方の席ですよね(個人的好みです)。

そして、まあ、わかっていましたけど、やっぱり感動させていただきました。やっぱり素晴らしいです。


ABの両方のキャストが観れたのもよかったです。

以下、APRICOTに関してはそんなに「ネタバレ」ということはないとは思いますが、一応、明日(12日)も公演がありますので一応改行をいれておきます。




















■やっぱり毎度のごとく、パフォーマンス、歌、ダンスとどれも完成度が高いです。いろいろ入ってくる情報からすると、APRICOTは普段から週3で練習があって、夏休みに入って定期公演前はほぼ毎日とのことです。まあ、あれだけの完成度の裏にはそれだけの練習が必要ですよね。。

■主役のセーラ役を演じたお二人(Aキャスト、Bキャスト)、セリフ等は同じはずですけど、雰囲気やルックス、スタイルなどから結構受ける印象が違いますよね。そういうのを観るのも楽しみの一つです。ただ、お二人とも見事な演技、パフォーマンスです。すごいな~。

■お人形のエミリー役の女の子、まさにお人形!! という雰囲気でハマリ役という感じでした、かわいかった。

■Aキャストでちょっと意地悪な女先生のミンチン先生を男性が演じていました。最初はなかなかインパクトがありましたけど、観ているうちにまったく違和感がなくなる、というかまさに適役に思えますね。不思議なものです。

■Bキャストでミンチン先生役の女性、非常に堂々としていて雰囲気が「ジュニア」という感じではなく、普通に「女優さん」という感じでした。

■アメリア役のお二人、本編では非常に控えめというかおとなしい雰囲気ですけど、ラストで鬱憤を晴らすような場面でのギャップがなかなか印象的ですねぇ。

■ラビニア役のお二人、他のアンサンブルと一緒に動くような場面でも「ラビニア」としてちょっと意地悪っぽい雰囲気を出しているときと、そうではなく純粋にアンサンブルの一員としての演技をするところとか、表情とか切り替えが大変だと思うんですけどねぇ。

■プリンセスおよびドールズ役の皆さん、なんとも不思議な役どころだと思うのですが、非常に効果的な感じですね。

■その他大勢のアンサンブルの皆さん、公演ごとに書いていると思いますけど、表情の作り方、綺麗な姿勢、フォーメーションの変更、そして、歌などなど、とにかく一人ひとりが非常に生き生きしています。また、「その他大勢」とは書きましたけど、ABキャストで個別の役を持っている皆さんも反対側ではアンサンブルに参加しているんですよね、それだけ覚えることも2倍になると思うのですがホントに凄いな~、と。

■音楽担当、生演奏でステージの演技と合わせるのもなかなか大変だと思うのですけど、さすがです、効果音的なものも含めて非常に盛り上がりますね。特にドラムがこういう演劇に参加するというのはなかなかないと思うのですがトライアングルの「チーン」というような音も非常に印象的ですね。

 

■小道具もなかなかユニークですね。ステンドグラスみたいな感じでしたけど最初は天井からつるされて、舞台の雰囲気つくりかな? なんて思っていたら、後半はそれがはずされて、各メンバが手に持って、窓だったり建物の壁だったり、椅子だったり。いろいろなものに変化していきました。そして最後はまたつるされるという...APRICOT公演はそんなに大げさな道具は使われませんがいつも非常に効果的ですよね。


■やっぱり最後のカーテンコールで、メンバが順番にお辞儀をしていくあたりが一番感動してしまいます。いいな~と。

■メンバのお辞儀で最後は当然セーラが真ん中かと思ったのですが、、最後はお父さん、お人形のエミリー、セーラ、とエミリーが真ん中でしたね。主役がセンターに来ないのもなかなか珍しいのでは? とも思いました。

■1点だけ残念だったのが、カーテンコールの回数が意外と少なかったというか、拍手は続いているのですが客席の照明が点灯され強制終了みたいになってしまってましたね。個人的には今までの公演での例だと終わったと思ったらアンコール的に最後にもう1曲合唱があったり、最後の最後、緞帳が降りるのに合わせてメンバも徐々にしゃがんで手を振るのも微笑ましくって好きだったんですけどねぇ。そういうのはなく、ちょっと「あれ?」と思ってしまいました。もうちょっと余韻にひたらせて欲しかった。明日(の最終公演とか)はもっとやりそうな気はしますけど、どうなんでしょう。

■終演後、メンバが急いてロビーに出てきて帰るお客さんに対してお見送りというか「ありがとうございました」とするのもいい光景です。その後はお仲間さんとか家族の人とかとお話したり写真を撮ったりしてごちゃごちゃの大混雑になるのもまたいい光景です(笑)。

■プログラムのStaffのメンバをみると、(APRICOT OG)という皆さんも何人かいらっしゃいますね。まあAPRICOTは特に春の公演は自分達で裏方というかStaff的な作業もするようですから、こういうのが伝統として引き継がれていくんでしょうね。そんなの素敵です。


毎回書いているような気もしますけど、ジュニアの各教室は本当に新潟市の誇りというか宝ですね。

(北区文化会館 各回600円 会員割引)