07/23 加藤千明さん中野綾子さん ダンスパフォーマンス「カンパネラ」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

「四ツ屋ハウス」
ダンスパフォーマンス:加藤千明さん、中野綾子さん

中野さんのソロの公演は今年の5月にありましたけど、お二人の公演を観るのは去年の9月の井上静香と仲間たちとのコラボ企画以来。
さらに、お二人のみの公演となると、おととしの5月。新潟を離れてベルリンに旅立たれる前の公演以来となりますね。

現在はお二人の拠点は新潟ではないですけど、こうやって新潟でまた観ることができるのが非常にありがたいです。会場および主催となっている砂丘館という会場およびスタッフさんの尽力があってこそだと思います。感謝、感謝です。

お二人は今年ユニット名を「四ツ屋ハウス」と改名されていますが、

・ちょっとした小物を予想外の使い方をしたり、
・バレエ的な動きは非常に美しいですし、
・ゆったりとした動作は非常に力強いですし、
・どことなくコミカルで
・ちょっとわけわかんないというか奇想天外なところなどなど、

などなど「あ~お二人のパフォーマンスだな~」とうれしくなりました。

観ていて非常に楽しかったです。

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以下はちょっと公演の内容に触れますけど、(まだ明日も公演がありますけど)ネタバレして困ることもないと思いますのでそのまま書いてしまいます。

(ただ、私が芸術とかそういったものにセンスがなくお二人の意図を読み取れていないのは確実ですけど)。

・お二人が登場したときにまず目を引いたのが、お二人の腕および足の裏(中野さん)にペイントされている模様。ちょっとうろこっぽいような感じで、明確な意図があるはずなのですが、私は結局よくわかんなかった(なさけなし)。

今回の公演名「カンパネラ」は「鐘」のことだと思うのですが、あのペイントと「鐘」がどう結びつくのかがわかんない。(わかる人はすぐにわかるのでしょうけど....)。

お二人で腕をあわせるような場面もあったので、お二人の模様を組み合わることによってなにかを表現していたような気もするんだけど...

・蝶番をつかって音を鳴らしながら踊る場面は「鐘」が鳴るということを意識しているんだろうな~、とか、小型の机の下に納まる場面は「鐘楼」なのかな~、なんて思いましたけど、まったく自信なし。

・公演途中、おそらく予定ではなくおそらくアクシデントなんだろうな~、と思うようなこともなんどかあったのですが、その後の動きが非常に自然で、アクシデントだと思わせないんですよね。その辺であわてないのでが経験というか即興のパフォーマンスのすごいところですよね。
(ひょっとしたら、アクシデント風に見せかけた予定通りの動作だったら、それはそれでものすごいですけど)

・非常にゆっくりとお二人で組みながら体制を少しずつ変化させていくような動きも多かったですが、力の入った身体の力強さと美しさを感じさせましたね。

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私は Noism本体の公演をみるより前に加藤さん、中野さんのパフォーマンスを見て「なんだかすごいな~」と感じて、そこからNoismも観るようになりました。

また、今年1月の Pinkdokuro公演もそうですし、7/25には堀田さん(私はNoism時代の堀田さんは存じ上げないですが)の所属する「メシュラシュ」の公演が燕喜館で開催されますし、
Noism を卒業していった皆さんがまたいろいろな形で新潟での凱旋公演する、というのも本当に素晴らしいことだと思いますね。

(砂丘館 1500円 事前申込み)