昨日はフルムーン。秋の美しい夜空を眺め、日中の暑さを忘る清々しい夜でしたね。
午後から横浜のベイクォータ、メイン広場で展示されている
八戸から米・オークランドに流れついた笠木を見て来ました。

鳥居の上部分のみが流されたそうです。

片方は屋根の部が紛失していました

アメリカのサポーターからの激励のメッセージがありました
2年半もの間、海流に乗り太平洋を漂い米・オークランドに流れ着き、偶然にも
現地で日本庭園の会社を営む内山貞史さん(JOCV・OG)に話しが伝わり、
内山さんのご尽力と支援者の方々の努力で1年以上の時間を掛け、探した結果
八戸・大喜多海岸の厳島神社の鳥居である事が判りました。
内山さんとの出会いから、多くの方々の気持ちが繋がり
笠木を元の場所に戻す手筈が整い、
9月18日には4年半ぶりに笠木が横浜港に到着し通関、検疫等が行われ、
25~29日まで展示されています。

通関の様子が載った立て間です

笠木返還の日本側サポータの方々と
10月1日はアメリカ大使館のケネディー大使も臨席され返還式が行われるそうです。
その後、陸路八戸へ輸送され、鳥居が再建される予定です。
内山さんが笠木を返還しようと思った理由の一つに
「遥か遠くのアメリカからも多くの人たちが被災に有った貴方達の事を忘れずにいますよ」
とのメッセージを届けたかったと述べておられます。
笠木が多くの人々の努力で地元に戻り、再建された暁には
近くの公園に震災を語り継ぐものとして「希望の木・桜」を植えたいものです!