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普段修理に使用しているiPhoneのフロントパネルには純正品、コピー品、そして「再生品」と呼ばれる修理用パーツがあります。

この再生品とは、お客様がガラス割れで修理に持ってきた端末のフロントパネル(液晶の表示、タッチ共に正常なものに限ります。)を外し、何段階かの工程を重ね、特殊な機械を使用してリサイクルをし、生まれるパーツです。

今回はiPhone修理店向けに再生パネルについての情報をまとめます。


~再生パネルが出来るまで~
1.フロントパネルのガラスを液晶本体から剥がし液晶のみの状態にす


2.分離させた液晶についている粘着+※偏光シートを剥がしピカピカに磨く

3.新しい偏光シートを付け、その上にガラスを付けます


4.端末につなぎ画面が正常に写り操作可能かを確認する

大まかに上記の工程で再生パネルの製作が可能なのですが、一見単純そうに見えるこの作業実は物凄く奥が深く一工程ミスをしてしまうだけでやり直し、最悪のケースですと液晶が壊れてしまい使い物にならなくなってしまいます。

この工程を任せられる仕入れ先はしっかりと選定しなければ、準備したパネル自体無駄になってしまいます。

 
~再生パネルのメリット~
1.使用している液晶が純正パネルであること

これは再生の1番のメリットと言っても過言ではないと思います。
パーツに関して全ての性能バランスの良さなどを考慮しますと純正に勝るものはありません。
これは液晶だけでなくバイクや車など全ての物に言える事だと思います。

そしてこのiPhoneのフロントパネルに関しましてはユーザーが最も使用する端末の要とも言える場所でしょう。

今現在様々な修理屋さんが仕入れているパネル、その多くがコピーパネルです。
最近は中国系のパーツ卸業者など格安でパーツを提供している所も増えてきていると思います。
そしてその格安パネルを純正品と証して販売している修理店がとても多いです。

コピーパネルは、修理に使用し最初は問題無く動作するものが殆どですが、
純正に比べ耐久度や色合い、感度などが全然違うのです。
耐久度に関しましては液晶自体が割れやすいのもありますが、コピーパネルを使用した1~2か月後などに
急に画面が表示されなくなったりタッチが効かなくなるという例が多々あります。

 
2.他に比べてパーツ代が各段に安いこと

再生パネルはリサイクル品なので販売価格を安くすることができます。
このクオリティで低価格というのは他に真似が出来ない再生パネルの魅力の1つですね!

 
~再生パネルのデメリット~
1.純正に比べ、パネルについている枠が浮きやすいこと

再生パネルだけのデメリットではありませんが、iPhone6系のパネルについている枠の粘着が純正等に比べ剥がれやすくパネルが浮いてきてしまうことがあります。
対策としては浮いてきてしまった枠の隙間に接着剤を流し込むという一見アナログな補修方法ですが検証を重ねた結果、これが一番効果的のようです。
2.ガラスフィルムを貼ると時々浮くことがあること

強化保護フィルム(ガラスシート)をフロントパネルに付けた時、シートの外側が浮いてしまうことがあります。
今のところ6系の物だけの症状になります。

原因は恐らく6系パネル特有の曲面ガラスのためです。
この症状は純正のガラス以外のフロントパネル(コピーパネルなど)は全て起こりうる症状になります。

 



ガラス割れパネルは弊社が提携するスマートフォン部品の組み立て工場にて1点1点検品を行った上、液晶及びフレックスケーブルに異常が見られないものが再生対象となります。弊社の直営店舗から出た割れパネルを再生した場合、平均して7割程度のパネルが再生対象となっております。

    ※動作に問題のあるパネルをご郵送いただいた場合は再生率が下がります。
    ※一見、異常の見られない液晶においても発光チェックの際、色を正常に表示できない液晶は再生対象外となります。




ガラス割れ液晶パネルを弊社へ郵送する前に、液晶の映り、タッチパネルの動作確認を行ってください。
再生・買取・交換出来るもの
・ 液晶の画面表示やタッチ操作に異常のないもの
・ フレキシブルケーブルが脱線、著しい変形・劣化をしていないもの
・下記再生・買取・交換できないものに該当しないもの
再生・買取・交換出来ないもの
・液晶まで損傷しているもの
・液晶にすじがあるもの
・液晶がチラチラするもの
・液晶がつかないもの
・タッチ操作が異常なもの
・液晶が赤くなるもの
・コピー品 ※買取については可能ですが、減額対象となります。