タッチペンレビュー | iPadGamer

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このブログは、iPadに関するゲーム情報、攻略記事、プレイ雑感などをつづっています。取り上げて欲しいゲームがありましたらコメントにて。

今日はゲームそのものの話ではなく、周辺機器の話をしたい。

iPadでゲームをプレイするとき、指を二本以上使わなければならないゲーム(ジョイパッドと攻撃ボタンとか、ピンチ操作が入るもの等)については、画面に直接手を触れることとなるのは当然。しかし、iPadのゲームのうち半分近くは指一本で操作できる。有名どころではインフィニティブレード2とか、麻雀やUNOなどのテーブルゲーム系もそうだろう。

このような指一本で済むゲームをプレイするとき活躍するのがタッチペンである。iPadの大画面は、保護シールを貼ったとしても指で操作すると汚れたり指紋がついたりする。その点、タッチペンなら画面が汚れないうえに細かい操作が可能だ。

iPadGamerも、これまで様々なタッチペンを使ってきたので、今回はその使用感などをご紹介したい。


まずはこちらから紹介しよう。ELECOMのiPad用タッチペンである。このタッチペンの最大の特徴は、ストラップがついていること。このストラップの使い勝手が非常に良いので、それだけでも高評価である。

エレコム


先端は、ブニブニしたゴムボール状で、スムーズな操作が可能。ストラップだけが売りではなく、操作性も今回紹介する中で最も優れている

エレコム


惜しむらくは、この先端部分の耐久性が結構低いところ。ゲームでは良くあることだが、画面を激しくタップしたり、強くドラッグ操作をしていると、すぐにゴムボールがフニャフニャになってしまう。こうなったら終わりで、もう捨てるしかない。安くない買い物なのに、耐久性に難があるのが残念なところだ。


二番目は、同じく先端がゴムボール系のトリニティのグリップタッチペン。形状は先端部分の持ち手が太くなっている。クリップ部分がはみ出していないのが特徴だが、困ったことにコロコロ転がっていってしまうという大きな欠点がある。

トリニティ


先端はゴムボールだが、エレコムよりもボールが若干大きめ。

トリニティ


肝心の操作感覚だが、細かい操作性では同じゴムボール系のエレコムに劣ると言わざるを得ない。ボールが大きすぎて操作しづらいのである。すぐにどこかに転がって行ってしまうということを含め、あまりお勧めはできないペンである。


三つ目は、特異な形状をしたProtekのタップペン。先端の形状はまさかの平坦なヘラ型だ。この先端を液晶にペタリと当てて操作するのだが、どう考えても細かい操作ができなさそうなのに、意外にも操作性良好。これは本当にビックリした。

Protek


先端はこんな感じ。タップしたりすると液晶にコツンコツン当たるが、保護フィルムを貼っていれば特に傷つく心配は無さそう。

Protek


操作性が良く、先端の耐久性はゴムボールより数段良いので、一時期気に入って使っていたのだが、そのうちに弱点が発覚。先端の耐久性は良くても、鞄の中とかに入れていると、先端部分が引っかかって、細くなっているところから折れてしまうのだ。折れないまでも、ここが弱ってフラフラになってしまうと、上手く液晶をタップできず操作性が一気に悪くなる。これはやや致命的な欠点で、是非改善を望みたいところだ。


四つ目は、MCOのノック式タッチペン。現在、一番気に入って使っているのが、このタッチペンである。痛みやすい先端部分がノック式で格納されるというアイデア商品で、普段はこのように先端部分が格納されている。

ノック


ボールペンのようにノックすると先端が出てくる。問題は、先端を出し忘れてタップしたりフリックしたりすると、液晶にキズをつけてしまう可能性があること。保護フィルムを貼っていれば大丈夫だが、この点は注意したい。

ノック


先端部分は導電繊維ということで、繊維が半円状に編まれており、ブニブニ感はゴムボールに似た感じである。

ノック


肝心の操作性だが、さすがにエレコムのタッチペンに比べればワンテンポ遅れる感じがあり、若干劣る。しかし、トリニティに比べれば細かい操作が効き、十分使える範囲と言って良いだろう。一方で、先端の耐久性はなかなか高く、ハードに扱っても平気である。


そんなこんなで色々試したiPadGamerだが、現在はMCOのノック式タッチペンに、エレコムのストラップを組み合わせて使っている。一本1000円以上するタッチペンは決して安くない買い物なので、ある程度の耐久性は欲しいところ。その点、ノック式で頑丈、かつ操作性も高いレベルでまとまっているMCOはかなり良い感じだ。


番外編としてもう一つ紹介しておこう。Ray-outのタッチペンなのだが、斜めに切られた硬めのゴムのような先端部分を持つ。この先端を、Protekのように画面にペタリと貼り付けて操作することになる。

ひずめ


これが先端部分。馬の蹄のようになっている。

ひずめ


このタッチペンだが、何しろ操作性が悪すぎてお話にならない。先端部分をきちんと液晶に当てなければタップできないのだが、ゴムが固いために、使用者がきちんと角度を計算してタップしなければならない。その点、Protekの方は先端部分に弾力性を持たせて操作性を高めているのだが、こちらの方は先端が全部固いゴムなので、なかなかタップできない。
更に致命的なのは、ゴムの滑りが悪いため、一生懸命角度を併せてタップしても、そのままスライドしようとすると引っかかってスムーズにドラッグできないのだ。このペンは、正直お勧めできない一品と言えよう・・・。