ブログを開いていただいてありがとうございます。
今年、2025年の上半期も終わり、まだ真夏の中にありながらも、暦としては秋が近づいてきたようにも感じられて早くも一年の流れを感じてしまいます。
それだけ過ぎてきた今年の中で代表的な出来事の一つとしてやはり関西万博があげられるでしょう。もうそろそろ万博自体も終わりが近づいてますが、もう行くことはないので私が訪れた二回分の感想を綴ろうと思います。
文章量が多くなってしまうので数回に分けて書いていきます。
1.ベルギーパビリオン
出発してまず最初に、腹が減ってはどうしようもないということで何かお腹を満たさないと。そう思ってはみたものの正直万博に行くまでいろいろ下調べはしたけれどもそこで調べたのはパビリオンに関するものばかりで食事に関することは全く調べていませんでした。
それでもせっかくの万博なのでなるべく国際的というか、何か外国らしいものを食べたい!そうでなきゃならない!という思いで探索していると、ベルギーパビリオンの下に並んでいる二つの列が目に入りました。一つはパビリオンに向かう列であり、もう一つの列の先を見るとキッチンカーに向かっていました。ベルギーということは、地理情報に疎い自分でもベルギーワッフルが頭をよぎりました。
これは食べるしかないと勇んで同伴者とともにキッチンカーの列へ。万博当日はかなりの晴天だったこともあり、キッチンカーへの列ですらまぁ苦痛でした。数十分ほど待つとついに自分たちの番へ。
もちろん有名だろうということでベルギーワッフルと値段に惹かれてヴォンデルモーレン(ショウガパン)を購入。
ベルギーワッフルはプレーンとチョコチップがあったのでそこは迷わずチョコチップを選択。万博だから値段相応のサイズ感は期待しないでおこうなんて思っていたが、受け取ったワッフルは手の甲ほどはあり、想定外のしっかりサイズで少しばかりハッピーな気持ちに。
一口かじると、先ずは驚き。あまーい小麦と砂糖の風味といったかなり固定観念にとらわれたワッフルを想定していたのだが、思っていたよりしょっぱさが強い。バターの塩味がかなりある。
そこに後からワッフル生地やチョコチップのの甘味が追いかけてきて良いバランスでマリアージュしている。本当にただの甘い!おいしい!の単純構造でいいやという思いで食べ始めたのでこんなにワクワク感をもたらしてくれるとは。このワッフルはお買い得だったなと感じていました。
問題はショウガパンです。ヴォンデルモーレンと呼ばれるこいつはフランダース地方の有名なものらしく、ライ麦や蜂蜜に生姜などをもとに作られており、脂質が低いために健康的なんだとか。
数パターンの味があったのだが、一番自分が好きそうなベリー系統の味を購入。ただ買ったときはショウガパンの概要なんて別に知らずに、国際色豊かな感じの万博なんだし、せっかくなら見たことないものにも挑戦しよう!の気持ちで、なおかつ平均的に物品のか悪が高い万博にしてはかなり良心的な値段をしていたために購入しました。
ただこいつの安さに騙されてはいけない。マジで美味しくない。ほんとに信じられない。今まで食べた「パン」の名がつく食べ物の中で一番わけがわからない。
一応ベリー系の味にしていたが、ほんとにベリー味なのかを一回疑った。あまりにも味が保存食過ぎる。カンパンの方が圧倒的に美味い。うっすいジャムとライ麦を混ぜて、さらにつかみ取りしたスパイスをぶち込んだようなボソボソのパン。暑い日照りのなかでこんなものに持っていかれる水分がもったいなくある。本当にこれ以上でも何でもない。安さに騙されるな。
2.よしもとパビリオン
ベルギーパビリオンで買った食べ物をもちながら、なにか座れる場所でもと探そうとしたら、すぐ後ろによしもとパビリオンがあることを発見。ちょうど行った日が土日だったこともあり、たまたま芸人さんたちが漫才を披露する日だったようでした。
近くによるとまだ始まる前だったみたいでガクテンソクの二人とアナウンサー的な人がMCをしている最中でした。
本当に言うことがないぐらいにはベルギー館のご飯に夢中だったんですが、コロチキ、天ピ、西川きよし師匠を生で見れたので嬉しかったなってぐらいです。
それと大阪前市長が出てきて萎えましたね。お笑いが見たいのであって別に大阪市政に興味はないので。
3.イタリアパビリオン
大人気のイタリアパビリオン。今回の関西万博の目玉の一つともいえるでしょう。もちろん事前の抽選は応募したのですが見事に全部落選してしまい、なんと当日は一切の予約がない状態で迎えることになったんです。
それでも私と同伴者はせっかくの関西万博なのでイタリア館は見なくちゃということで列を並びに向かう。その先には信じられないほどの長蛇の列が。イタリア館自体は大屋根リングのすぐそばにあるのだが、まさかの待機列は大屋根リングの三分の二ほどの位置まで侵食するまでに並んでいました。心が折れそうになりながら、最後尾を探し、ようやく見つけ並ぼうとすると管理していたスタッフから話しかけられました。
「こちらの待機列、5,6時間ほど並びますがよろしかったですか?」
耳を疑った。今まで並んできたどんな列でも聞いたことない時間。ついスタッフさんに聞き返してしまったが、それでもその時間は揺るがない。私たちは覚悟を決めるしかなかった。どうしようかと悩みはしたが、イタリア館をあきらめる理由には届かなかった。
ただ、さきほど述べた通り素晴らしい晴天だったのでどんどんと体力が削り取られていくし、時間がたつにつれて持っていた飲み物もだんだんとそこを尽きていった。そこで同伴者が急遽コンビニに向かい、飲み物を買いに行ってくれることに。
イタリア館からは距離があるのでしばしの間は一人で耐えなければならなかったが命には代えられないので、待機班と買出班に離別することに。そこで買ってきてくれた、飲み物、そして生ハムのミニブロックなどを食べながら耐久していき、ついにイタリアパビリオンの近くへたどり着いた。
ふとスマホを見てみると、まさかの4時間が経過していたのである。炎天下の四時間たって、ようやくはじめてまともな展示へと足を運ばせたのだ。
イタリアパビリオンそのものの内容としては資料としての質が非常に高かった。もちろん当たり前なのだが、それでもやはり資料としてすごいという感想が出てきてしまう。
一番うれしかったことは『キリストの埋葬』が見れたことだ。『キリストの埋葬』は現物を見れるチャンスがないので凄く嬉しい。大学の講義でもよく取り扱われるし、個人的に結構好きな作品ということもあり、いわゆる授業で見たやつだ!のテンションで興奮してしまった。
非常にいい気持だったのだが、ただ一つ残念に感じたのは照明が丸いライト三つだったのでかなり作品に反射してしまっており、細かな部分がみづらかったのが気になってしまったことだ。資料保護の観点から最適解としてのライトなのだろうが、せっかく見れる機会が少ないのならばもっと見やすい照明にしてくれていればなぁ、なんて思ってしまった。
歴史資料的な観点から見るとイタリア側に描かれた伊東マンショの肖像を見られた事は面白かった。日本史ではいつも聞く名前でありながら、教科書に載っている資料以外あまりお見受けしない名前がこうしてイタリア館で見れたことにもまたワクワク感を感じざるをえなかった。
後半のイタリア特有の技術は代表される芸術文化的な面だけでない、イタリアの強さを打ち出していて面白かった。タイヤやエンジンといいた車に関連したものや、特にゲームや飾り細工などの面も良かった。
そしてイタリア館で忘れてはいけないのはピンサである。言ってしまえばイタリアのピザなのだろうが、その発音はピンサなのらしく、ピザという文字が散見されなかった。ちゃんと分家伝統的なところに妥協せずに表現していてよかった。
これは食べなくてはと欲望に負けて最もオーソドックスそうなものを購入。トマトソースをメインにチーズがのっており、その上からバジルソースがかかっているというもの。
このチーズというものはピザといわれたらとろける、のびるタイプのチーズをイメージするのだが、フレッシュな水牛タイプのようなチーズが散らばっているようであって、自分の中でピザのイメージが崩された。
こんな形もありなのかと思いながら食べると、とても素晴らしかった。生地のもちもち感とチーズのジューシーさにトマトとバジルの風味が相まって、口が嬉しさに溢れた。
ベルギーワッフルのときもしかり、こういったイベントの際の食事には、アミューズメントパーク並みの期待値で挑む癖がついているためか、それほど期待していなかったこともあり、万博はお金をご飯に出しても、十分なリターンが返ってくるのだなぁと実感することが出来ました。
万博に関して次回は、オーストリア館やトルクメニスタン館の感想を中心に綴ろうと思います。
ぞれではまた。