お気楽母のパン屋さんになるまでと、なってからの回顧録、日々の暮らし、心のつぶやきなどを気ままに綴っているブログです♪

水曜日と土曜日Openのお店を
月に1回月曜日も開店するという
小さな挑戦始めたのと同時期
2021年8月から翌年7月までの1年間
実はもうひとつ挑戦したことがありました
それはイオン溝の口店と
ららぽーと横浜の中にある専門店に
パンとサンドイッチを納品したことです
その頃の私の目標は
ネットで1,000〜3,000円のぱん
送料を入れると2,000〜4,500円
で売っているような栄養価の高い
安全な穀物で作られた本格パンを
私が作ることで500〜800円くらいで
食べることが出来るようなお店にしたいなぁ
というものでした(そしてこれは今は
夢ではなく実現できております)
最近は物価高騰と毎日のように
耳にするようになりましたが
国産やオーガニックの全粒粉などの
価格はその頃からすでに私には
とても手の届かないものでした
思いを込めて手間暇かけて作られた
作物の価格が高いのは当然のこと
材料の値上がりは今、突然起こった
のではなく私がパンを焼き始めた30年前
から毎年少しずつ上がり続けていました
「どうしたら良いものを作り続けられるか」
それを考え続ける中で、大型モールに出品する
ことは私にとって実験のような大きな挑戦でした
イオンやららぽーとという場所は
多くの方が日常的に訪れる場所です
そこで、有機全粒粉、北海道産の全粒粉
や北海道産ライ麦、自家製酵母のパンを
「特別なもの」ではなく
「いつもの選択肢」として食べて頂く
それは本来あるべき『食』のあり方です
店舗側はレジで働く方に支払うお給料や
お店の賃料、ラベル代ほかいろんな経費が
かかるので、もちろん納品するこちら側
はそこで売れたパンひとつひとつすべて
に手数料を支払わなければいけません
お客さまにも喜んでいただける価格で
かつ手数料(消費税の約3倍くらい)も
考慮し販売価格を考えないといけないので
価格の決定にも大きな勇気が必要となりました
高いと言われないかな、、
誰も買ってくださらないかも、、
そんな想いと迷いが交差し
これは勉強!と割り切って
利益は求めず価格をつけました
正直、簡単なことではありませんでした
大量に焼けば焼くほど仕込みの大変さ
そして「家族の食卓を守ること」
とのバランスが問われます
長い間やりくりをしてきたプロの主婦として
(家事と家計を担うことは実践的なスキルが必要
で効率的な段取り力、限られた予算でのやりくり
非常に高いスキルが必要だと常々思っています)
自分のお店を開業したからには、なおさら
質を下げるという選択肢は取れませんでした
お店を始めてからはそれまでに
培った『やりくり』のスキルを活かし
ずっと質を上げ続けてきたからです
身体に良いものにお金を払うことは
コスパが良い事だと思っています
その逆で身体に良くないものにお金を使う
のは『もったいない』ように感じてしまいます
可能な範囲ではありますが
自然栽培や昔ながらの製法を
守って作られている材料を使い
土に良いもの、身体に良いものを選ぶ
そしてそれが私が食べたい
家族にも食べさせてあげたいもの
ですがこれを「きれいごと」ではなく
続けるというのは本当に難しいことです
お客さまが食べてくださることで
また次の材料を購入することができ
自然栽培を続けてくださる方や社会に
ほんの少し貢献できている気持ちにもなり
その巡り巡った幸せを我が家も分けてもらう
その循環をイオンやららぽーと
という大きな舞台で試してみた1年でした
結果として、その挑戦は大成功となりました
私の焼くパンが登場する日を楽しみ
にしてくださるお客さまが増えてゆき
私のお店の方にも遠いところから
いろんな方が来てくださいました
実はこの挑戦を始める前から
1年を期限に続けるか終えるか
を決めることにしていました
そして有難いことに大変好評ではございましたが
この挑戦は1年で終わりにすることにしました
理由は、車での納品にかかる時間や
ガソリン代などの負担が大きく
仕込みや焼成、開店準備に加えての移動は
想像以上に体力と時間が必要だったからです
そして、もうひとつ私にとってとても
悩ましかったのが廃棄の問題でした
大型商業施設では安全や品質を守るための
きちんとしたルールがあります
売れ残った商品を一定時間で下げることも
多くのお客さまに安心して購入して
いただくために必要な仕組みです
それでも私は「廃棄ゼロ」を
大切にしながらパンを焼いてきました
必要な分だけ仕込み
最後まで食べきってもらえる
ことを想像しながら作る
そのやり方と大量に並べる場所での
販売の仕組みとの間に少しずつ
ズレを感じるようになりました
大切に、ひとつひとつ焼いたパンが誰の
口にも入らないまま役目を終えてしまうこと
それは仕方のないことだと
頭では分かっていても
やはり胸が痛む出来事でした
場所が悪いわけでも仕組みが
間違っているわけでもありません
ただ「私がパンを焼く理由」
私が続けたい形とは少し違っている
そう感じた結果1年で区切りを
つけることにしました
ですが納品するという経験をえて
いろんなイベントへ出品したり
出店したりする機会が増えました
そしてご縁も広がってゆきました
その後、月曜日Openも2023年で終了し
2024年からは、ご近所にある素敵なお店
雑貨屋『WASHIN』さんで月に2回
シュシュのパンを販売していただいております
カタチは変わっても
「良い材料を、無理のない価格で
心を込めて手作りしてシェアする」
その根っこは、ずっと変わっていません
WASHIN (ワシン)さんへは第1水曜日
と第3水曜日に自家製酵母全粒粉食ぱんや
古代小麦、北海道産ライ麦のカンパーニュなど
自分のお店ではなかなかお出しできない本格パン
をひとつひとつ丁寧にお作りしお届けしています
ワシンさんで売っていただけることで
私のお店の開店は第2第4水曜日と毎週土曜日
のみとなり、私のライフスタイルは大きく
変わり気持ちにも時間にも余裕が生まれました
こうやって振り返りながら感じることは
私の想いや考えに共感してくださりパンを
通して出会えた素敵なご縁にずっと応援して
いただき支えていただいているということです
奇跡のような『あり方』のお店にさせて
いただけていること本当に感謝しかありません
改めて心より深く深く深くお礼申し上げます
名言好きな私、最後に
無駄な挑戦はないと思えるような
勇気をもらえる名言を2つ♫
「失敗をしたことのない人間は、
何か新しいものに挑戦したことのない人です。」
(アルベルト・アインシュタイン)
「私は決して失望などしない。
なぜなら、どんな失敗も
新たな一歩となるからだ。」
(トーマス・エジソン)
今日も素敵な1日となりますように🍀





