船場:「・・・。」
ゆり:「だからさー。
ずーっと黙ってはるけど、
アストロン
でも唱えたわけ?」
またまた、船場以外のみんなが心の中で
ちょっとー!
ちょいちょい、
意味わからんよーーー!
と同時につっこんでいたのは言うまでもない。
船場:「・・・」
ゆり:「あー。ダル。 もうええわ。
おもしろみもなけりゃー、歯ごたえもない男やな。
偉そうに言うだけ言うといて。」
船場:「・・・」
ゆりは、黙ってうつむいている船場を意地悪そうに覗き込んで、
ゆり:「なー。
最初のしゃべりで盛り上がる
と思たん?
そーやとしたら、自分
だいぶ、センス
ないな。」
それでも船場は、ずーーーっとうつむいたまま、黙っている。
船場:「・・・」
ゆり:「はい!
しょーーもなっ!
あんたと飲めるんがすごい事なんか知らんけど、
アタシは飲みたないから、帰るわっ!」
と、言った後、真由美ちゃんの方を向き、
「真由美ちゃん、幹事やのにゴメンな。」
と言いながら席を立つと、ミキが
「ちょっと、ゆり! 待ってって!!!」
と言いながら自分も席を立ち、
「ちょっと、アタシも帰ります。 ほんまにすいません。」
と言うと、真由美ちゃんもマチコちゃんも
「ごめんなさい、アタシも・・・」と席を立った。
そして、出口に向かい歩いていたゆりが、
何かを思い出したかのように、
ゆり:「あっ。そうそう。
ずーっと気になっててんけど、あんた地元一緒よな?
転校したって言うても、ずっと関西在住よな?
なんで、
東京弁
やねんっ!!!」
と、わざわざ振り返り、トドメの一発を落とした瞬間、
確かにみんな
気になってた
けどっ!
と女子全員が心の中でつっこんだ。
そう言い放ち、ツカツカと店を出て行くゆりを追いかけ
女子全員、店を後にした。
その後姿を、ただただ見送る事しかできない男達であった。
あーぁ。帰っちゃったよ。^^
更新遅くて、すいません~(。-人-。)
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