こんにちは衣織です。
Mちゃんちの汚部屋のその後です。
忘れた頃にやってくるこのシリーズ
↓前回の話はこちら
↓汚部屋シリーズの
スタートはこちら
Mちゃんとその母親2人揃って
他力本願だったため
この件から手を引いた私達。
でもね私って心配性なの。
最近暑い日が続いてるし、
ゴミ山の中で生活してるMちゃんが
倒れてないか、体調崩してないかって
心配になってしまった。
Mちゃんに連絡を取り彼を送り出した後
汚部屋に行ってきました。
チャイムを鳴らしMちゃんが
悪臭を引き連れ出てくる。
「ん・・・ごめんちょっと待ってて。
自分のタイミングで入るから」と…
息を止め一旦ドアを閉める。
日本の玄関って外側に開くから
生活臭をモロに受けることになる。
ファブリーズのCMでもやってるじゃん！
Mちゃんちレベルになると
玄関に芳香剤置いても無意味だ。
スゥーハァースゥーハァ…
酸欠になりそうだった。
オエッ
外暑くて汗ダラダラなのに
鳥肌が立つ。
試したいことがあった。
玄関に近づいてクンクン…
グッ…
魂抜けそうになる。
やっぱり臭い漏れしていた。
このままじゃダメだ。
心配だったのもあるが
本気の説得をしようと思って来た。
さぁ私！覚悟を決めろ
今こそ粉塵用の高いマスクの
効果を試すときだ。
いざ参る！
ドアを開け玄関に入る。
目の前に広がる光景に愕然とした。
そんな中、私には作業がある。
ゴーグル、フェイスシールド、
ヘアキャップを被り、
不織布マスクの上に粉塵用マスク、
雨合羽の上にゴミ袋を被る。
靴の上にもビニール袋を履き、
ゴム手袋装着。
暑くて地獄なのに寒気がし
鳥肌が立つ。
玄関付近この前片付けたじゃん。
もう山が大きくなってる。
ゴミの上を飛ぶハエ
その数たぶん１０匹以上
ハエが飛んでる横から
顔を出すMちゃんニッコニコだ。
久々に会えて嬉しいらしい。
私は…ハエを完全無視している
Mちゃんにドン引きしている。
ハエがいるって事は…ウジもいるはずだ。
たぶんこの部屋で生まれているだろう。
そしていたるところでカサカサいう。
想像できるだろうこの音の正体を。
この家のゴキブリは人に向かって
飛んでくるのである。
前回ゴミ掃除した時より
悪臭が数十倍濃くなっている。
Mちゃんに声をかけたいが
臭いに慣れないときには
動くことも口を開くこともできない。
開いたら確実に吐く。
私は完全防備だがMちゃんは
普段着だしマスクすらつけていない。
鼻の機能どうなってる？
玄関から先に進むことを体が拒否している。
「エアコンかけてるから寝室までおいでよ。」
普通の家だったらもちろん行くよ。
でもあなたの家って山登りが必要なのよ。
Mちゃんが以前落ちた場所の先に
寝室があるの。
私の壊れた膝(変形性膝関節症)じゃ
無理って話。
赤丸の所は相変わらずビニール埋まってて
ビニール袋履いた足じゃ滑って
登れないのは経験済みだ。
それにチョイチョイゴミ崩れて
落ちるよね…。
↓Mちゃん自身落ちて助け呼んだじゃない？
落ちたところにゴキブリでもいようもんなら
パニックになってしまうかもしれない。
私が行けるのはリビングまでよ。
でもそのリビングの上にハエが
大量発生してるんだから行けないよね。
玄関で説得することにした。
３０分、４０分…
防護服が私の体力を奪っていく。
暑すぎる。
感情的にならず淡々と説得。
Mちゃんの口癖
「でも、だって、違う。」
完全スルーして理論的に静かに攻めていく。
Mちゃんついに折れてくれました
業者に頼んでいいって。
頑張った私偉い！
普段彼とのやり取りで
論破する能力上がってる気がする。
↓話術の鍛え方ｗ
欲しいものがある度発生するプレゼン。
もちろん費用は
Mちゃんと母親に出させるよ。
見積り取るにも一度来てもらうことになるし
現場見て引き受けてもらえるか
わからないので、片付け決行までは
お手伝いしようと思います。
とりあえず１００均で虫網を
買ってハエを退治しろ！って
言っておきました。
行きはヨイヨイ帰りはコワイ…
今日はMちゃんちまで徒歩。
帰りは体にMちゃんち臭が
ついちゃってると思うので
人とすれ違わないように
注意しながら帰ってきました。
早歩きしても２５分かかりました。
頑張った私を褒めて欲しい。
疲れた…ちょっと寝るか。