長年待って、待ってようやく授かった長女。

子供は諦めるしかないと思っていた当時は、自分が2人目を考えたり、望んだりする日が来るとは想像もしていませんでした。

それに、長女の出産はとても辛いものだったので、子供は長女だけでいいと思っていました。

が、長女が1才半を過ぎたころから、周囲で2人目を妊娠したという話をよく耳にするようになり、意識し始めるようになりました。

もちろん自然妊娠はあり得ない状態だったので、妊娠を望むならまた病院通い。

長女を連れて、長時間の移動と、病院の待ち時間。

色々と問題がありましたが、夫と相談した結果、1度だけ採卵し、凍結胚が出来れば、凍結胚がなくなるまで移植をして、ダメだった場合は諦めようということになりました。

そして、長女が2才になる頃に、また治療を再開することにしました。

39W3D






明け方まで、陣痛の間に数秒眠るというのを何度も繰り返す事で、少し体力が回復したように思えました。


何度も、助産師さんが赤ちゃんの心音を確認に来てくれて、その度に頑張ってねと声をかけてくれ、朝8時前後にまた先生の診察があります。と、聞いていました。










7:30






先生の診察より前に、丸2日経っても生まれないと、母から連絡をもらったと、姉が来てくれました。

姉は2人の出産経験者。姉も、1人目を出産する時は難産で大変でした。ちなみに、母も姉を出産する時はとても難産だったようなので、1人目が難産になるのは、家系でしょうか…。





破水したら、陣痛が強くなって出産へ早く進む方が多いと聞くのに、全く当てはまらない私。

姉から、先生に陣痛促進剤をお願いしてはどうかと言われました。

促進剤を使うと、とても強い陣痛が来るので痛みがひどくなるけれど、この状態が長く続くよりはいいのではないかとの事。

もう、とにかく早く生まれて欲しいと思ったので、午前の先生の診察で、促進剤をお願いしてみることにしました。








8:00




先生の診察。

子宮口は3cm。赤ちゃんは、病院へ到着した朝に比べると随分下へおりたけれど、それでもまだ、出産まではまだまだ。

陣痛が一定すぎて、現状維持にとどまっているとの事でした。





姉の提案通り、促進剤をお願いしてみました。

すると、少し眠れたなら、体力が回復して、これから強い陣痛が来るかもしれないので、昼過ぎ~夕方まで様子をみて、変わらないようなら促進しましょうとの事でした。



今すぐにでも、促進してほしいと思っていましたが、先生に今日中には生まれるからね!と言ってもらい、少し安堵しました。が、この時、まだ8時。今日って、夜でも今日は今日。先は長いかもしれないな(泣)と思いました。



それからの数時間は1~2分間隔で来る陣痛にただひたすら耐え、助産師さんが来る度にまだ、促進剤はできませんか?と、聞いていました。




16:00



助産師さんの内診で、子宮口4cm。

お産の進みがあまりにも遅いので、先生に促進剤をお願いしてみましょうという事になりました。




17:00



いよいよ促進剤の点滴が始まりました。

点滴を開始してから、30分ほどした頃には、息をするのもやっとというような耐えがたい強い痛みが来ていました。


NSTの陣痛の波形も大きな孤を描いて、助産師さんからもとてもいい陣痛が来ていると言われました。

あと、どれくらいかかるかと、何度も助産師さんに問いかけていました。




19:30



陣痛の長さも1分以上で、とても辛い状態。そして、陣痛の度に体にとても力が入ってしまい、いきみたい感覚になっていました。

いきんではダメよ。と言われ、それでも勝手に体に力が入ってしまうし、どうしていいか分からず、呼吸が辛くなり、過呼吸になってしまい。口に袋を被されました。

助産師さんから、「まだもうちょっとかかるとは思うけど、どれくらい進んでるか内診してみるね」

と言われ、内診。


そして、「うわ~○○さん!すごいよもう全開だよ。すぐ準備するね。」

と、助産師さんも驚いているようでした。


結果、2時間足らずで、4cm~全開大になったので、痛みも相当だっただろうとの事でした。


19:45


いきみ開始。が、いきみ方が分からず。どこに力をいれていいのか分からない。

助産師さんの合図とともに、ここ!といわれた所に力を入れてるるもりが、どうも違うようで、うまく進まず。

夫と、母が病室からLDRへ。


20:15


何度もいきんでも、あまりうまくいきめず、体力だけ消耗しているようでした。

そしてここにきて、また陣痛が少し弱くなっていると言われました。

頭が見え隠れしている状態。


21:30


何十回もいきんで、力も入らないほど疲れきっていました。

何かが挟まっている。という感覚は変わらず。

頭が、見えたままになってきたと言われる。

ここにきて、また促進剤追加。


21:45


促進剤のおかげか、また陣痛が強くなってきたので、あと10回で生もう!と助産師さんに励まされる。

いきみ開始からすでに、2時間。

陣痛が始まってからは丸3日近く。

もう、本当に限界でした。


そして、本当に10回目。

頭が全部出たようで、もういきまなくてもいいよ~と、やっと言って頂きました。


そして。


22:00ちょうど。


3046グラムの女の子が生まれ、私の壮絶な出産はようやく終わりました。





39W2D



病院までは車で10分程度。ですが、その10分の間に1度軽い痛みがあっただけでした。

おや?さっきまであんなに痛かったのに…。

と、いう感じでしたが、引き返すわけにもいかず、そのまま病院へ。


1:00



病院へ到着。

車を降りて歩いている間に陣痛。

やっぱり痛いから、大丈夫。生まれるよきっと。などと思っていました。



助産師さんが笑顔で迎えてくれました。

「痛い?痛いね~。でもまだ余裕そうだね~。内診してみるけど、一旦帰れそうなくらいだよ!」

と、言われました。


え?全然余裕じゃないんですけど…。と思っていました。


が、内診の結果、子宮口1.5cm。

しかも、赤ちゃんの頭はまだまだ上との事。

「陣痛もまだ弱いし、やっぱりまだまだだね~。1回帰る?不安なら、朝の先生の診察まで居て、先生に判断してもらってもいいよ!」

と、言われました。



自分の中では、もう丸1日陣痛に耐え、もうすぐ生まれると思いこんでいたので、ショックで言葉もありません。

夫と、母はじゃあ一旦帰ろうかと言いましたが、このまま病院に居たい気持ちがあったので、朝の先生の診察まで、とりあえず病院に残ることに。



その日は、出産が多く(満月1日前)LDRがいっぱいとの事で、普通の病室へ通されました。

助産師さんは、またしばらくしたら、様子見に来るねと言っていましたが、出産ラッシュのせいか、朝方5時まで誰も来ませんでした。



病室ではやはり5~7分間隔でずっと陣痛が来ていました。

ただ、痛みの時間は20秒ほど。

痛みの時間がもっと長くならないと生まれないよと言われていたので、ただひたすら耐えました。

でも、さずがに5cmくらいまでは開いてくれているだろうと思っていました。




5:00


しばらくぶりに来た、助産師さんは、赤ちゃんの心音だけを確認して、赤ちゃん元気だから大丈夫だよ。頑張ってね。

と、言って行ってしまいました。


そのまま耐えること数時間。陣痛の間隔は3~4分でした。

痛みの長さは1分近く。


8:30


「○○さん~先生の診察がありますので、1Fの内診室へ降りて下さい」

と、呼び出しがありました。

え?こんなに痛いのに、下に降りるの?と、思いましたが、言われた通りにするしかありません。

痛みが来ては立ち止まり、普通に歩けば1分もかからないところへ10分かかりました。


内診した、瞬間に温かいものが流れ出る感覚がありました。破水です。

「○○さん、破水だね~。破水してなかったら帰ってもらおうと思ってたんだけど、点滴ね!」

「赤ちゃんの頭はまだまだ高い位置だし、子宮口2cm。点滴してても歩けるからちょっと動いて!」

と、言われました。


もう絶句です。

ショックとか通り超えて、泣きそうでした。いつまで耐えたらいいの(涙)という感じでした。


その後、部屋へ戻り、とにかく食べないと体力消耗してしまうからと言われ、運ばれてきた朝食を少しだけ食べました。

痛みで、食事を取るような気分では全くなく、ただいつまでかかるんだろうと、そればかり考えては、襲ってくる陣痛に耐えました。


その後、2時間に1度くらい、助産師さんが赤ちゃんの心音確認に来ました。


陣痛は2~3分間隔。

痛みの長さ1分くらい。


12:00


昼食が運ばれてきましたが、全く食事どころではなく、たべられませんでした。


16:00


助産師さんの内診で3cm。

LDRが一旦空いたので、移動してみましょうかと言われ、車いすで移動。

陣痛は変わらずの2~3分。


19:00


経産婦さんが、2人も産気づいたとの事で、また病室へ戻される。


23:00


陣痛の間隔変わらず。

内診4cm。

本当に少しずつしか開かないことが辛くて、帝王切開を頼むが、断られる。


丸2日近く寝ていないので、陣痛の間隔の1分くらいの間に眠る。痛みで起きるを朝まで繰り返す。


39W0D




少量の出血がありました。


いよいよ始まるのかと思いましたが、その日の日中は特に何もありませんでした。


夜、寝付く頃になると、少しお腹が張るような感覚があり、間隔を計ってみると、10分~30分に1回くらい。


張りもたいしたことはなく、いつの間にか眠ってしまったようで気がついたら朝でした。






39W1D




朝から30分に1回くらい張りがあり、トイレに行く度に、少量の出血がありました。


この時は、まだ痛みはたいしたことはありませんでした。


お昼を過ぎた辺りから、だんだんと痛みが強くなり、間隔も10分~15分に1回程度。規則的になってきました。


夕方、間隔が10分を切ってきたので、一応病院へ連絡。


『不安なら一度来てもよいが、声に余裕があるから、間隔が6~7分になったらもう一度連絡を』との事でした。


体力をつける為にしっかり夕食を取り、お産を進めるためにも、お風呂へ入ってみてはどうですかとのアドバイスも頂きました。




この痛みで、お風呂か…と思いましたが、ともかく言われたとおりにしようと思い、痛みの間に夕食を取り、


お風呂へ入りました。


お湯に浸かった途端に今までにない痛みがきました。


生まれてしまうのではと怖くなりましたが、まだ間隔があいていたので、襲ってくる痛みに耐えながら、1時間くらいかかってやっと上がることが出来ました。




お風呂でとても疲れて、ベットへ横になり間隔を計ってみると、5分だったり8分だったりと間隔が定まりませんでした。




この時点で病院へ連絡したい気持ちでしたが、6~7分が規則的に来てからと言われていたので、


ただひたすら耐えました。






日付が間もなく変わろうかという頃、ようやく6分くらいの規則的なものになりました。


病院へ連絡すると、一度来て下さいと言われたので、支度をして病院へ。




この時、自分では朝には生まれるくらい進んでいるはず。


夫は立会できないな…。


などと思っていました。






今、思えばこの時の陣痛は本当に軽いもの。


まだまだ…。

その後の妊娠経過は順調でした。




特別な事は何もなく。よくあるような。


普通の妊婦期間でした。




出産は、車で1時間程度の距離の実家近くの病院で、里帰り出産の予定だったので、


クリニックを卒業後、近所の病院へは妊婦健診のみで通いました。




性別が、判明したのは、女の子だからかやはり遅く、8か月の時でした。




予定通り、34Wから里帰りし、実家でのんびり出産まで過ごしました。


37週を過ぎたころから、気候もよかったので、毎日3時間くらい散歩しました。




臨月に入ったあたりから、土日か祝日だと、主人が立会できるので、39W2か3Dの土日に生まれて欲しいな。


と思って、お腹の赤ちゃんに話しかけていました。




そして迎えた39W0Dの朝。


少量の出血。いよいよきた。おしるしです。




難産の始まりです…。