オウム真理教の「走る爆弾娘」こと、菊地直子が逮捕されてから、早一週間が経過した。
菊地が捕まって以降、最後に残された指名手配犯の高橋克也への警察の包囲網が強化され、
高橋逮捕も時間の問題ではないかと思う。
サリン製造に関与したとして指名手配された菊地は、高橋克也と実在する人物の名を語り、夫婦のように生活していたという。
その間、旅行をしたり、市井の人として極々平凡な生活を満喫していたというから驚く。
そして、菊地は、今回彼女を隠匿したとして逮捕された男と出会い、彼を愛するようになる。
彼女は逮捕後、「彼を愛するようになって、この生活を壊したくないと思った」と供述しているが、
彼との平凡で幸せな日常は、今回の逮捕によって終止符が打たれることになるのである。
「カルマ」という言葉がある。
オウムもこの言葉を使っていたが、つまりは「業」のことである。
もっとわかりやすくいうと、
「自分で蒔いた種は、自分で刈り取る」ということである。
多くの人の命や幸せを壊した犯罪に手を染めた菊池。
逃亡の最中、人を愛し愛されること知り、彼女は自らの犯したことの重大さを、
改めて悔いることはあったのだろうか。
だが、皮肉にも彼女は自らの「カルマ」によって、愛する男との日々を失うのである。
どんなに反省しようが、後悔しようが、あの事件の被害者の幸せな日々は返ってこない。
そのことの重大さを、人を愛した菊地が少なからず理解しているだろうことを、
せめて祈る。