ハリウッド版ゴジラ最新作「キングオブモンスター」のプレビューとなります。
なんでも、キングコング髑髏島の巨神と同じ世界観の中の一編として描かれた怪獣映画ということです。
となると、いずれはアベンジャーのように連続した複数の怪獣映画として連続するのかも知れない。
まあ、それには興行的に成功しないとね。
もちろん、前作のゴジラの続編ということは関係なく、この映画単品として楽しませてくれます。
この映画を語るならば、日本の怪獣映画を何よりリスペクトしてることを痛切に感じる作り方をしています。
それだけに怪獣映画ファンからしたら、拍手喝采ではないか。
ゴジラを始めラドン、モスラ、そして宿敵キングギドラ出現とあれば、これはもう「怪獣大戦争」そのものですよね。
僕は「怪獣大戦争」を小学生の時に見ました。
そしてね、細かなディテールやシーンのあちこちに怪獣映画ファンの心をくすぐるような仕掛けが何より楽しい。
怪獣を倒すための新兵器の名前が、オキシロンデストロイヤー。
これはゴジラ第1作でゴジラを倒した新兵器であるし、それを発明した芹沢博士の名前は、今回の映画でも渡辺謙演じる博士の名前として登場します。
その渡辺謙の「さらぼ友よ」は語り継がれる名セリフとなるやもしれない。
それ以外にも、モスラ研究し崇める博士の持つ写真に双子の女の子が映ってたり、キングギドラが宇宙から来た怪獣であるとの設定、そして音楽そのものに、オリジナルのゴジラやモスラのテーマが使われているのが楽しい。
僕はこの映画３DのIMAXというので見たけど、これがまたまあ凄い。
３Dの視覚効果もそうだけど、IMAXの音響のド迫力に頭クラクラしそうになった。
映画が映画館のものというのをまじまじと感じ入った次第。
映画の感想？
あまりの迫力に圧倒され、ドラマ部分はどーでもよかった。
実際ドラマはついで程度の出来だったしね。
ドラマの中の細かい突っ込みどころは多多あったけど、怪獣映画なんだから、怪獣同士のバトルが面白かったから全て許す。
キングギドラの悪役ぶりはどうにはいってたし、ラドンの描き方も僕は好きでした。
という感想。
ちまちました屁理屈をこねくりかえした「シンゴジラ」なんかより、僕の好きな怪獣映画がここにある。