「アバター」のJ・キャメロン制作のSF映画「アリータ」のプレビューになります。
タイタニックや上記のアバターを始め大ヒット作品を生んだキャメロンでありますが、基本はSF好きなオタクではありますね。
この映画アリータは、そんなキャメロンの好みが色濃く出た作品となりました。
監督作品としてのアバターはCGを駆使して独特の世界観を作り出すことに成功しました。
僕はキャメロン映画ベストだと思ってます。
であるから、今回のアリータはどんな驚きをもった映画を見せてくれるのか、僕はそこに興味を抱きました。
で、結論から言うと、今の時代のCGからすれば、真新しさがないし、ストーリーそのものも、よくある話という印象。
その意味では、キャメロンに期待した雰囲気、ガッカリ感がハンパない。
木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」が原作だそうだけど、僕は未読。
原作とキャメロンの脚本がどう違うのかわからないけど、作品の持つ深みは感じられない。
掃き溜めの地上社会に対し空中に浮かぶのは支配階級社会という2極化された未来世界。
スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知る。
兵器であるはずのアリータなれど、自分を再生してくれた博士に父親としての愛情が生まれ、恋人と愛を育むようになります。
しかし、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれ、アリータは のバトルが始まる。
といったところがストーリーの概要。
一部作品解説から抜粋しました。
キャストは、主人公アリータ役に「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザール。
役者としての出番というよりはCGの動きとしてのアバター役というところ。
博士役にクリストフ・ワルツ。
良い人役をやるワルツ初めて見た。
ナチの高官役や007のプロフェルド役の印象が強い。
その他ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリが共演。
今の時代、ストーリーもCGも真新しさを感じない平坦な作品に見えたのは、演出をキャメロン自身が行ってないせいもあるのか?
バトルの内容もイマイチキレを欠く、というかこちらも真新しさが無いから緊迫感を感じられない。
次回へ続く、的な作品の作り方もまた今風だと思います。
見てる方からすると、またかよ、が僕の感想。
ロバート・ロドリゲス監督、シンシティのようなダークさをもっと出して欲しかった、というのは僕の感想。
賞金稼ぎの敵役キャラの設定とかは好きだけどね。