ペナントレースとは、3連戦こそが相応しい。特に1勝1敗で迎えた3戦目、これは是が非でも取りたい。
そう思うからこその死力を尽くしての戦いがあると思うのです。
その1勝1敗で迎えた3連戦の最終ラウンド大阪のゲームです。
今日もTV観戦から。
 
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試合結果
 
4月5日 オリックス 京セラD大阪
 
 
【勝利投手】涌井 1勝 0敗 0S
【敗戦投手】ディクソン 0勝 1敗 0S
 
◆バッテリー
千葉ロッテ:○涌井、南、有吉、シェッパーズ、内=田村
オリックス:●ディクソン、金田、山崎福、小林=若月、伊藤
 
◆本塁打千葉ロッテ:1号2ラン(9回・小林)オリックス:マレーロ 3号ソロ(8回・シェッパーズ)
 
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オリックスはディクソン、マリーンズは中5日の涌井というマッチレース。
何もまだシーズン序盤だというのに中5日なんて無理させる必要無いんじゃないか、とも思うけど、良く良く考えてみれば、先発して、翌日は完全オフ、2日目・3日目スロー調整、4日目に投げ込みをすれば中5日あれば、十分な気がする。
 
メジャーは中4日でローテを回すけど、それに対して選手会から不平の声は出ない。
かろうじて、日本野球に馴染んだダルビッシュが、中4日が故障の原因になりうると警告を鳴らしてるくらい。
もっとも、そのダルにしても、中5日あれば十分と言ってます。
では、日本式の中6日は、厳守すべきなのか?
そこまで先発投手を、甘やかす必要があるんだろうか?
 
僕はね思うんだけど、先発を中6日なんて開けるよりも、クローザーは、2年の限定にすべきではないか。
そんな風に思うんですけどね。
今年、マリーンズのクローザーは内が務めることになるんだろうけど、その前の守護神達がどうなったか?
西野、益田の今の状態は、間違いなくクローザー疲労だと思うんですよ。
今の野球界で、クローザーであるがために消えていった投手が何人いるか、それを憂いたい。
 
話が横道に沿入れたけど、涌井という馬力のある投手が、今年中5日で結果を残すことが出来れば、別に問題ない。
逆に昨年の疲労からか精彩を欠く二木投手やら、やたらスタミナに心配のある石川投手なんてのは、中6日あげたい。
ようは、投手個々の問題とチームの問題というところに落ち着くのかな?
 
試合展開以前に、先発投手のローテ編成を語っちまったい。
 
その中5日の涌井投手、まあまあの出来だったと思います。
思ったところにコントロールできないもどかしさはあるものの、ストレートの力強さ、右打者の懐をえぐる2シーム共に威力ありました。
ただ持ち前の粘り強さに欠け、ここ一番での制球に苦労した、という印象。
6回途中3失点は、クオリティスタート。
涌井らしさでしょうね。
 
その涌井投手よりも出来が良かったと思うのがディクソン。
この2シームとナックルカーブを操る投手は、どちらかというと苦手な投手。
序盤のピッチングを思わば、攻略に相当てこずるだろうと思ってました。
ところが、これが相手ミスに付け込んだことも相まって6回4得点という攻略に成功します。
破壊力には欠けるものの繋がるピストル打線、好調であります。
 
その好調さをけん引してるのが、クルクルの0戦荻野。
7回の単打単打による6連打は、見事!
今のマリーンズを象徴するがごとく、打線全体が次へと繋がります。
昨年が昨年だっただけに、ちょっと信じられない状態。
 
いくら新人がアクセントとなってるとは言っても、選手個々が今年にかける意気込みを感じます。
このままではヤバいと思われたアジャも土壇場で踏ん張り、中村奨悟は普通に3番打者としてそん色なき働き。
実はあまり信用してないけど、それでも今を楽しみましょう。
 
最終回、大地の特大のホームランが飛び出すも、基本このチームに長打は期待できない。
であるからしてのセックスピストルズ打線と命名しよう。
70年代スキャンダルなロックバンドのグループ名からの命名であります。
この反体制的なスタイルが今のマリーンズに合ってるように思えるんだけどね。